ダラス・マーベリックスのルーキー、ルカ・ドンチッチの快進撃が止まらない。
この文章を書いている2月初旬現在で平均20.5得点、6.9リバウンド、5.4アシストを記録している。年齢が10代の選手が平均20得点を越えるのはレブロン、カーメロ、KDに続く4人目の快挙だ。
その活躍に呼応してドンチッチのNBAカードも更なるフィーバーの兆しを見せている。直近では『PRIZM』のルーキーカードがベケットオンラインで15ドルから30ドルへと倍の価格に跳ね上がった。このカードが発行された時点で既に彼は今季のナンバーワンルーキーとして評価されていたのだが、そこから更に上がるということはもはやルーキーの枠に収まらないNBAを代表するスターの1人として見られていることを意味する。
今、世界中のカードショップにはドンチッチのカード目当てに多くのNBAファンが詰めかけている。それは純粋に彼の人気によるものだが、中には彼がルーキーのうちに(安価で買えるうちに)カードやパックを買えるだけ買っておこうとしているコアなカードコレクターもいるのだろう。
先頃ニックスとの大型トレードが成立し、新戦力にクリスタプス・ポルジンギスらを加え未来への青写真を描きはじめたマーベリックス。その中心には勿論、ルカ・ドンチッチの存在がある。10代の選手を中心にしてチームを再建すること。これはもしかしたらレブロンらもなし得なかったNBA初の偉業なのかも知れない。
-トレーディングカードジャーナル ニュース-
soma【ライター/イラストレーター】
長年カード関連の企画・出版物に記事を寄稿しているライターであると共に自身も90年代初頭から四半世紀に渡りカード収集を続けているカードコレクター