NPBは2020年シーズンを間もなく開幕を迎えるが、その前にトレカ業界が熱くなった。2月に発売されたBBMの「ルーキーエディション」に封入された千葉ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手のルーキーカード(RC)に「ルーキーエディション」史上最高値がついた。

BBM2020ルーキーエディション 佐々木朗希選手 赤泊サイン
「ルーキーエディション」に含まれる佐々木のRCはレギュラーカード、レギュラーカードとポーズが異なるシークレット版(ドラフト1位のみ)、箔サイン(銀=100枚限定、金=75枚限定、緑=50枚限定、赤=20枚限定、スカイブルー=1 of 1)、シークレット版の箔サイン、表面加工されたホロPP(レギュラー版とシークレット版)、エクスチェンジカード(色紙とスペシャルカード)が存在する。
佐々木の場合、最もベーシックなレギュラーカードが800円から1,000円で取引されている。この価格も今季のルーキーでは最も高いが、先日、大手ネットオークションの「ヤフオク」で赤箔サインのジャージナンバー(17/20)が126,000円で落札された。さらにエクスチェンジカード(スペシャルカード)のジャージナンバー(17/30)が104,500円と10万円越えを果たした。
これまでのBBM「ルーキーエディション」のオークション最高落札額は昨年の千葉ロッテ・藤原恭大内野手のスカイブルー箔(シークレット版)の71,000円だった、と言われており、マリーンズの1年先輩の記録を大幅に塗り替えたことになる。MAX163キロの「令和の怪物」がマウンドに立つのはまだまだ、時間がかかりそうだが、ワールドクラスの期待値の高さが今回の史上最高額につながった。
佐々木のRCは今後、直筆サインカードも含め、多く発行されるがその種類、枚数は同じ所属球団ということもあり藤原のケースが参考になりそうだ。予想される直筆サインカードの第1弾はBBM「Icons」か、「ファーストエディション」か。モンスター級の取引価格がつくことだけは間違いない。
cove【ライター】
国内外のベースボールカードやコレクションアイテムを収集し続けて30年。元スポーツ紙ライター。