プロ野球が通常通り開幕していれば、1カ月程経過している時期ですね!そのシーズンの大勢がハッキリしてくるのが、今位の時期ではないかと思います。勝敗だけでなく、各選手の成績なんかも、眺めるのが楽しくなりますよね!
このコラムでは、シーズンが開幕していたら、「この選手のカードがホットだった?」をテーマに連載しています。
第2回は、「助っ人外国人選手」を取り上げていきます!
今シーズンは、マット・ムーア選手(ソフトバンク)、アダム・ジョーンズ選手(オリック ス)など、MLBでも実績充分の選手が来日。名前を挙げた2選手は、既に日本のプロ野球 カードにも直筆サインカードが封入され、人気を集めています。
そんな中、今回筆者が注目するのは、あえて在籍2年目以降の外国人選手!新外国人選手 に負けない人気と活躍が見られそうな3名を挙げます!
【将来はMLBでプレー!? 新たな来日パターンが確立されるかも。】
まずは、カーター・スチュワート・ジュニア選手(ソフトバンク)!
昨年途中入団の選手ですが、まだ20歳と外国人選手としては異例の若さでNPBにやってきた、スチュワート選手。日本式の学年で言えば、清宮選手(日本ハム)や村上選手 (ヤクルト)と同世代です。18年のMLBドラフトで全体8位指名を受けた実績から、入団当 初はNPBファン以上にMLBファンが衝撃を受けていた印象があります。
今年の実戦登板では、角度と力のある直球、ブレーキの効いた変化球など、インパクトのある投球を披露。球団の方針もあるので、一軍デビューは先になるかもしれませんが、開幕していれば、ファームでの投球にも大きな注目が集まる選手となっていたと思います。
カード界では、今年が直筆サインカード初封入。1stバージョンのクロス直筆サインカードは、オーク ションサイトで3万円を超える価格で取引された実績があるなど、非常に大きな期待をされていることを感じます。将来的なMLB移籍も考えられますし、日本でのカードも貴重になっていくかもしれませんね!
【攻守にファンをワクワクさせるプレーが持ち味!直筆サインカード実現も待ち望まれていました!】
続いて、レオニス・マーティン選手(ロッテ)!
マーティン選手も昨年途中に来日した、今シーズンがNPB2年目の選手です。MLB時代はダルビッシュ選手(現カブス)、岩隈選手(現巨人)らと同チームでプレー経験もあり、既 にご存知だった方もいらっしゃったと思います。
昨季は打率こそ.232と低めでしたが、52試合出場で、本塁打14、OPS.837とパワフルな打 撃を披露。打点も39と勝負強さも見られました。更に、強肩と瞬発力を活かした高い守備 力でもファンを引きつけています。今年のオープン戦の成績も良く、更なる活躍が期待され ます。
そんなマーティン選手も直筆サインカードは、日本では今年が初封入!マリーンズファンの間でも直筆サインカードが待望視されていただけに、人気が出そうです。
【台湾代表としても実績アリ!人気急上昇中!】
最後にもう1人!張奕選手(オリックス)!
日本の高校、大学を卒業し、育成ドラフトで指名を受けプロ入りした張選手。ドラフト時に は、陽岱鋼選手(巨人)の親戚ということでも話題になりました。雰囲気もどことなく似て いますよね!外国人選手ではありますが、例外的に日本人枠で登録されています。
入団当初は野手でしたが、18年途中からは投手に転向。これが大きな転機となり、19年途 中に支配下登録選手となりました。シーズンでも2勝を挙げ、台湾代表として臨んだプレミア12では、先発投手部門でベストナインにも選出。投手として着々とレベルアップしています。今年はケガで別メニュー調整が続いていましたが、延期もあり、万全な状態で開幕を迎えられる可能性も出てきました。
先述の2選手と同じく、張選手も、20年が直筆サインカード初封入になります。既にリリースされている、BBM オリックスバファローズ 2020には、通常サインとPICTURESQUEサインの2パターンが存在しますが、どちらもかなり人気のカードに。同僚の山本由伸選手のように、活躍次第では、大きく高騰する事も考えられますね!
今回はここまでにさせていただきます。 次回もお楽しみに!!
藤池雄一郎【MINT千葉店 店長】学生時代ラグビー部に所属し心身ともに鍛えに鍛えながらプロ野球を見て、プロ野球カードを収集。今はミントチェーンの若手店長としてトレカに携わっている。