MLBドジャースからツインズに移籍した前田健太投手が脚光を浴びている。8月18日の対ブルワーズ戦で今季、5試合目の先発マウンド。8回まで無安打に抑えたが9回の先頭打者・ソガードに安打を許し降板。史上初の日米でのノーヒットノーランを逃し、リリーフが打たれ同点に追いつかれ、4勝目も逃した。それでも、球団新の8者連続奪三振を含む12三振を奪う快投で今季の絶好調ぶりを証明した。
その前田のツインズのユニホームのトレカがついに登場した。8月19日に発売されたTOPPS「Archives」に封入されたもので、同ブランドはレトロなデザインが人気の定番シリーズ。今年版ではベースのレギュラーカードは1番から100番が1955年のデザイン、101番から200番が1974年のデザイン、201番から300番が2002年のデザインになっているが、前田のカードナンバーは67番でスーパースターたちと肩を並べている。
前田のトレカもその活躍に合わせるかのように、注目を集めている。前田は2016年にFAでNPB広島東洋カープからドジャース入り。この年のルーキーカード(RC)を中心に、米国の大手オークションサイト「ebay」で連日、カードが落札されており、快投を演じた18日には実に53枚ものカードが落札された。まだ、落札額自体はそれほど目を見張るものはないが、最近では2016年「Bowman Chrome」の、1 of 1のスーパーリフラクター(ベケット社鑑定9.5/10)が8月初めに約6万5000円で落札されただけに、今後の相場の動きが楽しみだ。
なお、このTOPPS「Archives」には他の日本人メジャーリーガーのカードも封入されているが、秋山翔吾外野手(レッズ=カードナンバー117番)、筒香嘉智外野手(レイズ=同135番)、山口俊投手(ブルージェイズ=192番)のルーキーカードもある。
とくに、筒香はオンデマンドカードの「TOPPS NOW」を除けば、同社では初のカード化となる。
cove【ライター】
国内外のベースボールカードやコレクションアイテムを収集し続けて30年。元スポーツ紙ライター。