8月の猛暑も、9月に入って少しは和らいだ気もしますが、まだまだ残暑も厳しいです。
台風の季節でもあり、コロナ感染も含めて、まだまだ気の緩めない日常が続いています。
入場者の制限があるとは言え、Jリーグも目が離せない熱戦が続いています。
私は、もっぱらテレビ観戦ですが。
さて、今回のテーマはJリーグ親子プレーヤー。
サンフレッチェ広島の前川親子、浦和レッズの広瀬親子、横浜マリノスの安永親子、川崎フロンターレの風間親子、ヴィッセル神戸の和田親子、ヴェルディ都並親子などなどを思い浮かべますが、今シーズン、10年ぶり横浜F・マリノスに復帰した水沼宏太選手も、親子Jリーガーとして有名です。
父親の水沼貴史さんは、1983年に日産サッカー部に入部。1988-89年、89-90年と当時の日本リーグ1部、天皇杯、JSLカップの2年連続三冠達成に貢献。1984年から89年までの間には日本代表Aマッチに32試合出場し、7ゴールをマークした日本を代表する攻撃的なミッドフィルダーとして活躍しました。ベテランの域に達しながらも、1993年のJリーグ開幕戦に先発出場し、ラモン・ディアスの決勝ゴールをアシスト。ヴェルディ川崎を相手に逆転勝ちを呼び込む事となったプレーは、今でも記憶に残っています。その後、1995年に現役を引退。2006年にはシーズン途中ながら横浜F・マリノスの監督として指揮を執りました。
その偉大な父を追い、宏太選手も横浜F・マリノスのユース時代の2007年に2種登録選手としてJリーグ戦にデビュー。その翌年の2008年に横浜F・マリノスのトッププレーヤーとして加入しました。その後、栃木SC、サガン鳥栖、FC東京、セレッソ大阪を経て、再び横浜F・マリノスに戻ってきました。
その宏太選手が、横浜F・マリノスに加入した2008年の「レジェンド・オブ・F・マリノス」トレーディングカードには、父親の貴史さんの現役時代の雄姿とともに、20番をつけた初々しい宏太選手の写真とともに、二人の直筆サインが書かれています。
親子Jリーガーが数いる中で、親子での直筆サイン入りトレカはこれまでに水沼親子以外には無く、企画力に優れた1枚といえるのではないでしょうか。
こうしたカードが増えると、またJリーグの歴史を振り返るのに楽しみになってくると思います。
Chief【ライター】
国内サッカーを中心にトレカの世界を長年に渡って見守って来た元スポーツ雑誌編集者。横浜F・マリノスサポーター。