エポック社の「EPOCH 2020 #51 ICHIRO SUZUKI ORIX BlueWave SLBC Collection イチロー オリックス コレクション」がついに10月31日、発売された。新型コロナウィルスの影響で、米国に滞在するイチローにサインがもらえず、発売が延期になっていたこのアイテム。1ボックスで198,000円という高額にもかかわらず、カードショップでは予約でほぼ完売。ブルーウェーブ在籍時に実現しなかった、初めての「オリックスのイチロー」の直筆サインカードということもあり、現役を引退してもなお、その人気を証明する結果になった。
購入したくてもできなかったファンやコレクターは多いが、朗報も飛び込んできた。12月に発売される同社の「2020 オリックス・バファローズ STARS & LEGENDS」にもイチローの直筆サイン(シール)が封入されることが明らかになった。同社が毎年、発売する各球団の「STARS & LEGENDS」は「ROOKIES & STARS」と並び人気のシリーズだが、オリックスの今年版の目玉として、イチローセットの企画が持ち上がった時から、封入を検討し、イチロー側と交渉を進めてきた、という。
今回は同シリーズでは初めて「STARS」と「LEGENDS」のカテゴリーに、イチローのために「PREMIUM SIGNATURE」の枠を設定。「NAVY」版と「GOLD」版がある。気になる枚数は、関係者の話を総合すると、合わせて10~15枚ほどになる模様だ。
オリックスはレギュラーシーズンの成績とは対照的に、剛速球の山本由伸、フルスイングの吉田正尚、メジャーを代表するスラッガーだったアダム・ジョーンズら注目の選手が多く、チーム同様、カードも人気が高い。これに今回のイチローのサインカードが加われば、さらに注目度もアップする。ボックスには「オリックスのイチロー」のレギュラーカードも封入される予定だが、価格はこれまで通りの16,500円(オープン価格)と据え置き。
「オリックスのイチロー」カードをゲットするチャンスは見逃せない。
cove【ライター】
国内外のベースボールカードやコレクションアイテムを収集し続けて30年。元スポーツ紙ライター。