1993年にJリーグが開幕して以来、J1リーグでは、すでに23,000ゴール以上が記録されている。リーグの通算ゴール数もさることながら、チーム別に通算ゴール数のデータを調べるのも楽しい。
ゲームを観戦する中で、ゴールが最も興奮し、熱狂する瞬間だろうし、記憶に残る思い出とも言えるのではないだろうか。
横浜F・マリノスも、チーム通算ではこれまで1,400ゴール以上を挙げているが、トレーディングカードで見ると、J1チームとしては3番目となるチーム通算1,000ゴール目を決めた。2011年6月29日のモンテディオ山形戦44分、で栗原勇三選手が得意のヘディングシュートで記念すべきゴールを飾った。
この2011年の横浜F・マリノストレーディングカードは「チームエディション」で、1,000ゴール記念カードを出すとともに、「スペシャルエディション」では、その時に栗原選手が履いていたスパイクカードが入った。
スパイクカード自体は、横浜F・マリノスや他のチームでも過去に何度も封入してきているが、こうしたメモリアルな出来事をすぐさまカード化し、しかも「チームエディション」と「スペシャルエディション」で連動させる企画は非常に面白いと言える。
この記念すべきゴールをあげた栗原選手は、地元・横浜で生まれ育ち、下部組織のユースから大型ディフェンダーとして2002年にトップチームに昇格。J1リーグ316試合に出場、16ゴールを決めた。また日本代表としても国際Aマッチに20試合出場し、3ゴールを記録。18シーズン、マリノス一筋でプレーし、2019年に多くのファン、サポーターに惜しまれながら現役を引退した。
その経歴の中でも、1,000ゴールは特に記憶に残るゴールだった。
Chief【ライター】
国内サッカーを中心にトレカの世界を長年に渡って見守って来た元スポーツ雑誌編集者。横浜F・マリノスサポーター。