サッカーのトレーディングカードを集めているコレクターにも、これから収集しようと思う人にもパックを開けてほしいブランドがある。それがPANINI社の「ADRENALYN」だ。
海外では定番のサッカーカードゲーム。この「ADRENALYN」はカードの裏面にあるコードを読み取り、ゲームをすることができる。ちなみに、筆者もアクセスしてみるが、120円の課金ページが出るたびに萎えてしまうのはなぜだろう。きっと、それは純粋にトレーディングカードとしても魅力たっぷりだから、なのかもしれない。
まだ大学生だった2016年。そんな「ADRENALYN」に魅了されてしまった。初めて購入したトレカだった。毎年、各国、各リーグの商品が発売されており、ミントでは現在、イタリア・セリエAの「CALCIATORI」、フランスの「LEAGUE 1」、イングランドの「PREMIER LEAGUE」と、いくつかのリーグのスター選手をピックアップした「FIFA365」を購入できる。海外では日本未発売の商品もある。応援しているチームやリーグがある人にも向いているブランドだろう。
SSCナポリのファンでもある筆者が集めた「CALCIATORI」には第1弾と第2弾が存在。1パックはカード6枚入りで、1ボックスには24パックが入っている。インサートも含めて合計466種。当初はSSCナポリの選手だけはコンプリしようと思い、開封を始めたが、やがて、全カードをコンプリしたくなってしまった。筆者が実際に統計を取ったそれぞれの種類と出現率は
➀BASE(320種)1:1=ボックスから97枚出現
➁IDOLO(27種)2:1=ボックスから平均13枚出現
③SUPER COMBO(40種)3:1=ボックスから平均8枚出現
④DIAMANTE(9種)5:1=ボックスから平均5枚出現
⑤STELLA(18種)5:1=ボックスから平均5枚出現
⑥GUANTO D’ORO(9種)7:1=ボックスから平均4枚出現
➆DIFENSORE INSUPERABILE(9種)7:1=ボックスから平均4枚出現
⑧SPECIALISTA(9種)8:1=ボックスから平均3枚出現
⑨ASSIST MAN(9種)8:1=ボックスから平均4枚出現
⑩BOMBER(9種)8:1=ボックスから平均3枚出現
⑪TOP PLAYER(5種)50:1
⑫CARD TEMPESTA AZZURRA(1種)100:1=第1弾のみ封入
⑬CARD INVINCIBILE(1種)100:1=第2弾のみ封入
※⑪、⑫、⑬はボックスからいずれか1枚が必ず出現する
となった。
インサート(=キラカード)の種類は豊富だが、高確率で出現するので集めやすく、それぞれのカードの光り方は美しい。収録カードの内、殆どの種類が9の倍数で構成されている。各チームのBASEカードが18選手である為、バインダーに入れて9ポケットシートで収集すると、ちょうど見開きで綺麗に揃えることができる。専用バインダーがあるのもコンプリを目指す人には嬉しいはず。
個人的にはアントニオとジャンハイジのドンナルンマ兄弟(ACミラン)、フィオレンティーナのユニホームのフェデリコ・キエーザ(ユヴェントスFC)、ヴィクター・オシムヘン(SSCナポリ)のカードを推したい。なかなかのレアどころと思う。
筆者の場合、第1弾は7ボックス、第2弾は5ボックス、開封してコンプリできた。コンプリしやすいのも良いのだが、何といってもトレカのパック、ボックスの高騰化の波がサッカーカードにも押し寄せてきた今、安価で購入しやすいという点でもオススメしたい。
また、「FIFA365」もオススメで、普段は収録されないチームやクラブのエンブレムカードが面白い。インサートもユニークで、ワールドカップの歴史を振り返る「ワールドカップヒストリー」はカードの裏面に開催国、優勝国、出場チーム、全ゴール数、得点王などの成績が、「トロフィーカード」の裏面には直近の優勝チーム、次回開催国、最多優チームなどが記載されており、勉強にもなる。こちらのアイテムの出現率などは個人ブログ「ちわわぶろーぐ」で紹介しているので参考にして欲しい。
「CALCIATORI」は2週間弱でコンプリできた。その期間にはアドレナリンが出まくりだったことは言うまでもない。
飯塚勇輝【MINT浦和店スタッフ】
小学生から高2までサッカー部に所属していたこともありサッカーのファンに。トレカはサッカーだけでなく、NBA、NFL、女子プロレスなども収集。中学時代の部活顧問から命名された「ちわわ」が愛称。Amebaブログ「ちわわぶろーぐ」はhttps://ameblo.jp/bigwin1105/