日本ラグビー協会は1月14日、トップリーグの開幕を延期する、と発表した。この日までに6チーム計62人が新型コロナに感染。協会は既に16日からの開幕節2試合の中止を決めていたが、濃厚接触者の特定にも時間を要するため、リーグの開催が困難と判断した。
延期は1か月が目途となる。協会は現行方式ではリーグ成立基準の75%の試合開催が困難とし、開催方法の変更も決定。2月初旬から中旬を再開幕に想定。開催方式は2カンファレンス8チームの総当たりリーグ戦後、トップチャレンジリーグ(TCL)上位4チームを加えた20チームによるトーナメントの開催を予定している。日本代表の6月始動から逆算し、さらに開幕が遅れる場合でも試合数を減らし、5月23日のリーグ終了は動かさない、という。
屈強なラガーマンたちも新型コロナには勝てなかった。しかも、開幕2日前の発表はあまりにも衝撃だった。再開幕も不透明でラグビーファンも、ラグビーカードのコレクターも複雑な思いだろう。トップリーグの本来の開幕を受けて予定されていたBBM「2021 ジャパンラグビー トップリーグカード」の2月下旬の発売予定は現時点では変更されていない。2月中旬から下旬に再開幕をすれば、ちょうど、同じ時期に「トップリーグカード」を開封することができる。
6シーズン目を迎える「トップリーグカード」は16クラブのキャプテンをはじめ、72選手をカード化。世界を沸かせた日本代表メンバー、新加入の外国人選手ら、ワールドクラスのスターがラインナップされている。各チームの主力選手をひとりずつ、ピックアップしたインサートカード16種はレギュラーカードと異なる写真を使用。この全88種に、スペシャルインサートカードとして直筆サインカードとスペシャル直筆サインカードを封入。今回も直筆サインカードは各クラブの協力を得て、選手を身近に感じられるものになった。
トップリーグ再開幕とともに「トップリーグカード」の発売が待ち遠しい。
トレカジャーナル編集部