1都3県に非常事態宣言が出されてしまった。とりあえず、今回は2月7日まで、という。新型コロナでトレカ業界も、コレクターも大きな影響を受けた。今回の非常事態宣言がさらに、どんな影響を及ぼすのか?とりあえず「Stay Home」で、自分のコレクションを整理し直す人は多いはず。そして、昨季のNPBを思い出す人も多いはず。そこで、昨年に続き、成績だけでは評価しない、トレカ的なNPBプレーヤーランキングを選んでみた。
ご参考までに「2019 ベスト10」は
1位 根尾昂(中日)
2位 吉田輝星(北海道日本ハム)
3位 藤原恭大(千葉ロッテ)
4位 鈴木誠也(広島東洋)
5位 村上宗隆(東京ヤクルト)
6位 近本光司(阪神)
7位 坂本勇人(巨人)
8位 山本由伸(オリックス)
9位 小園海斗(広島東洋)
10位 中川圭太(オリックス)
トップ3をルーキーが占めたほか、10位までに6人が入った。さて、「2020 ベスト10」は?
※記事中の【サインカードの市場取引価格】のサインカードとは、パックから出現する直筆のもの。また、累計発行枚数や、ルーキーカードか、2年目以降のカードか、などにより上下するため、ランキングに比例しない。
【10位】柳田悠岐(福岡ソフトバンク)
タイトルは最多安打のみだったが、印象的な豪打は健在。ホークスの4年連続日本一に大きく貢献して、昨季のパ・リーグMVPに選出された。昨年、発売されたサインカードではBBM「ファーストエディション」に封入された「バイバック」が好評。100,000円前後で取引された。選手層が厚く、キャラクター揃いの常勝軍団の中でも、派手な攻守を見せるだけにカードの動きも派手だった。【サインカードの市場取引価格 50,000円~100,000円】
【9位】石川昂弥(中日)
ドラゴンズのドラフト1位ルーキーは7月12日の対広島戦で、初昇格即「7番・三塁」でのスタメン出場。第1打席でプロ初安打となる左翼線へ二塁打を放ち、デビューを飾った。ファームでは58試合で打率.278、3本塁打、24打点をマークしたが一軍では14試合の出場に終わった。それでも、粗削りながら、スケールの大きい攻守に魅力を感じたファンは多かったはず。初安打を記録した翌日にEPOCH「2020中日ドラゴンズ ROOKIES &STARS」が発売されるタイミングのよさで、一時は石川昂フィーバーが起きた。【サインカードの市場取引価格 50,000円~200,000円】
【8位】坂本勇人(巨人)
11月8日の対ヤクルト戦で右打者では最速の2000安打を達成した。ジャイアンツの遊撃手として球団史に名前を残すだけでなく、NPBを代表する遊撃手といえるだろう。打撃タイトルこそなかったがベストナインに選出。ゴールデン・グラブ賞にも選ばれた守備も含めてセ・リーグ2連覇に貢献した。人気チームの中でも高い人気を誇るが、やはり、球団の方針で直筆サインカードが発行されないことが響いて、この順位に落ち着いた。それでも、箔サインや、近年、見直されているパラレル版の評価は高い。【レアカードの市場取引価格10,000円~50,000円】
【7位】山田哲人(東京ヤクルト)
昨年は山田にとってトレカ的にもエポックメーキングな年になったのではないか。オフにFA宣言しての他球団移籍がウワサされる中、「最後の」ヤクルトユニでのサインカードは注目を集めた半面、あきらめムードで山田カードの収集に興味をなくしたスワローズファンも少なくなかった。成績も打率.254、12本塁打、52打点、8盗塁とその実力に比べれば物足りない結果に終わった。それでも、オフに残留を発表し今季からの主将就任が発表されると、カードの取引の動きも活発化。これまで数多くのカードが発行されていることもあり、価格には幅があったが、グラウンドでの復調を前にカードの相場がよみがえった。【サインカードの市場取引価格 30,000円~80,000円】
【6位】山本由伸(オリックス)
無観客でスタートした昨年のNPBだったが、テレビ観戦では物足らず、現在、生で見たい数少ないNPB投手のひとりだろう。魅力の快速球で、昨季は25イニング連続奪三振をマークし、歴代3位、日本人投手では1位となる記録を樹立。シーズン149奪三振で最多奪三振のタイトルを千賀滉大(福岡ソフトバンク)と分け合った。昨季から背番号を43から18に替えたことでジャージーナンバーが出現しやすくなったことも由伸カードの人気に拍車をかけた。24年連続で優勝から遠のいているバファローズが強くなった時、その存在とトレカの価値は倍増するはずだ。【サインカードの市場取引価格 30,000円~50,000円】
トレカジャーナル編集部
(つづく)