BBM「2020-21 B・LEAGUE 1 ST HALF」が発売されて1週間が経った。オークション検索サイト「オークファン」による落札額順位(主にヤフオク!)から、B・リーグ選手の人気ランキングが見えてくる。コンプリートセットは順位から除外し、選手名で上位10位までを選んだ。まだ、発売からそれほど時間が経っていないため、レアカードが市場に出ていないこともあるが、面白いランキングになった。
➀比江島慎(宇都宮ブレックス)SG
10枚限定の銀版サインが19,000円で落札されたほか、55枚限定の通常版サインに7,000円(2位)と4,300円(5位)の値がついた。2013-14シーズンにアイシンシーホース三河で新人王に輝いた。リンク栃木ブレックスを経て豪州リーグにも参加。19年からブレックスに復帰した。今年1月のオールスター戦のファン投票では2年連続4回目の出場を果たした。
➁竹内譲次(アルバルク東京)PF/C
65枚限定の直筆サインが4,600円(3位)、4,200円(6位)、3100円(11位)、3,000円(12位)で落札された。17位までに最多の4枚がランクイン。高校時代から双子の兄・公輔とともに「竹内世代」と言われる時代を作った。09年にはNBA入りを目指して渡米した。
➂テープス海(宇都宮ブレックス)PG
落札額4位に入ったのは4,301円の65枚限定サイン。NCAA1部のノースカロライナ大から特別指定選手として昨季、ブレックス入りした。父はカナダ人、母は日本人のハーフで父は富士通レッドウェーブのヘッドコーチ。アグレッシブなプレーが身上。
➃シェーファー・アヴィ幸樹(シーホース三河)PF/C
7位から9位まで3,800円、3,500円、3,200円と続いた。NCAA1部のジョージア工科大にも所属する。19年にアルバルク東京入りし、滋賀レイクスターズを経て、今季から三河でプレーしている。父は米国人、母は日本人。19年にはワールドカップ日本代表にも選出された。
➄セバスチェン・サイズ(千葉ジェッツ)PF/C
55枚限定の直筆サインが3,100円で全体の10位に滑り込んだ。スペイン代表のビッグマンは、19年に同国のプロリーグからサンロッカーズ渋谷に加入。昨年、千葉に移籍した。オールスター戦にはファン投票で出場(2年連続2回目)。
➅安藤誓哉(アルバルク東京)PG
55枚限定の直筆サインは竹内と同じ3.000円(12位)で落札された。大学卒業後、カナダ、フィリピンのプロリーグを経て16年に栃木ブレックスへ。秋田ノーザンハピネッツ、アルバルク東京へレンタル移籍をし、18年にアルバルク東京へ完全移籍。
➆ペンドラメ礼生(サンロッカーズ渋谷)PG
全体の14位となる2,800円で落札されたのはここまでで他の選手と比べて一番、発行枚数の多い104枚限定の直筆サイン。父はブラジル人、母は日本人というハーフ。16年に日立サンロッカーズ東京に入団し新人賞。18年にはBリーグ通算1000得点を達成。日本代表。
➇ザック・バランスキー(アルバルク東京)SF/PF
2,600円の15位は65枚限定直筆サイン。15年にトヨタ自動車アルバルク東京に入団。米国国籍だが日本で生まれ、日本の学校で学んだ(途中で一時帰国)ため、日本人扱いでプレーする。
➈ニック・メイヨ(レバンガ北海道)PF/C
65枚限定の直筆サインはバランスキーと同じ2,600円で15位となった。大学時代にNBAのドラフト候補にも挙がったが指名されず、マイアミ・ヒートのサマー・リーグにも参加した経験がある。ビッグマンでありながらシュートのうまいスコアラー。昨季は千葉ジェッツでプレーした。
➉柏木真介(シーホース三河)PG
全体では17位の2,500円だが、選手ごとのランキングでは10位に。今季、3シーズンぶりにシーホース三河に復帰した。06年の世界選手権、07年のアジア選手権で日本代表として出場。ベテラン司令塔として常勝軍団復活を目指す。
一般的に人気選手と言われている、富樫勇樹(千葉ジェッツ)、田中大貴(アルバルク東京)、斉藤拓実(滋賀レイクスターズ)らのカードはこれから市場に出てくるだろう。どんな価格がつくか、注目したい。
トレカジャーナル編集部