NBA公式サイトは2月4日、「Kia Rookie Ladder」を更新した。このコーナーは2週間ごとに新人選手をTOP5にランクづけしていくもので、新人王争いの指針になるといわれている。今回は20-21シーズンで3回目の発表で、前回2位のラメロ・ボール(シャーロット・ホーネッツ)が1位にアップした。
2位には前回3位だったタイリース・ハリバートン(サクラメント・キングス)がランキングを上げた。前回1位だったジェームズ・ワイズマン(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)は3位にダウン。4位はアンソニー・エドワーズ(ミネソタ・ティンバーウルブス)、5位はイマニュエル・クイックリー(ニューヨーク・ニックス)だった。
ボールは前々回の初回からのナンバーワン返り咲き。イースタンカンファレンスの12月と1月のルーキー・オブ・ザ・マンスにも選ばれるなど、その活躍とともに注目度は上がってきた。トレーディングカードも米国では直筆サインが800ドル(約84,000円)前後、グレーディング鑑定10点満点のものが3,000ドル(約315,000円)前後で取引されている。日本でも「ヤフオク!」でPANINI「HOOPS」のベースカードが5,000円~10,000円で落札されるなど市場価格を上げている。
ランキング発表後の6日には121-138のスコアで試合には敗れたが、ユタ・ジャズを相手にキャリアハイの34得点をマーク。8アシスト、2スティールと奮闘した。ボールはパスワークの中からチャンスを作る戦術にフィット。司令塔としての存在感は試合をこなすごとに上げている感じだ。
2020ドラフトでは全体1位指名がエドワーズ、2位がワイズマン、3位がボールだった。米国での直筆サイントレカの相場は、インパクトのある活躍が少ないエドワーズが500ドル(約53,000円)前後、ベンチスタートが増えてきたワイズマンは500ドル~1,000ドル(約53,000円~105,000円)前後まで落とした。ふたりの巻き返しはなるか。実際の「ルーキー・オブ・ザ・イヤー」争いとともに、トレカの世界でも新人ナンバーワンの行方は気になるところだ。
トレカジャーナル編集部