米王手オークション「ゴールディン・オークション」に出品されていた、NBAダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチのルーキーカード(RC)が2月11日、799,500ドル(約8400万円)で落札された。ルーキーカード革命を起こしたNBAトレカの「本命」がついに市場価格を上げてきた。
ドンチッチは2018年のNBAドラフト1巡目(全体3位)でマーベリックスに入団し、今季が3年目。得点、リバウンド、アシストの主要3部門ですべてトップを争うなど絶好調。今年1月には通算29度目のトリプルダブル(35得点・15リバウンド・15アシスト以上)を達成し、マイケル・ジョーダン(シカゴ・ブルズなど)を抜き、NBA歴代15位タイへと浮上。早くもMVP候補のひとりとして名前が挙がっている。
今回落札されたRCはPANINI「2018-19 PRIZM」の「GOLD」パラレル。10枚限定で、PSAのグレーディング鑑定で10点満点が付いていた。「ゴールディン・オークション」によると、10点満点は3枚しか存在しないと説明。オークションは75,000ドル(約790万円)で始まり、23の入札で最終的に799,500ドルの値が付いた。
注目すべき点は、発行年度とカードの種類だ。昨年9月にNBAトレカ史上最高額となる1,857,300ドル(約1億9000万円)で落札されたヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)のPANINI「2013-14 NATIONAL TREASURES」ロゴマンパッチオートに付いた金額の半分にも満たないものの、“2シーズン前に発行”された“パラレルカード”としては、まさに破格ともいえる落札金額だ。
「ゴールディン・オークション」ではここ数か月、各ジャンルのトレカが記録的な落札金額を叩き出してきており、ドンチッチの「GOLD」パラレルもその流れに乗った形と言えなくもない。ただ、パラレルカードに対する市場の評価が我々の予想を上回り続けているのは、厳然たる事実として存在する。
NBAトレカ高騰のきっかけとなったと言われるドンチッチの存在。今後のNBAトレカの市場価格にも大きな影響を与えるのは確実だろう。
【お詫び】
2月16日夜に誤った内容でこちらの記事をホームページに掲載してしまいました為、一部内容を変更し、再度掲載させて頂きます。記事をお読み頂いた多くの方々に対し、誤解と混乱を与えてしまいました事を、深くお詫び申し上げます。今後は情報の確認につきまして、より慎重に当たって参ります。この度は誠に申し訳ございませんでした。
トレカジャーナル編集部