NBAシャーロット・ホーネッツは3月21日、同チームのPGラメロ・ボールの右手首の骨折を発表した。20日の対ロサンゼルス・クリッパーズ戦で右手首を負傷し、この日、MRI検査を受けていた。
ボールはNBAドラフトで1位(全体3巡目)指名を受けホーネッツに入団。オールスターゲームまでに得点、リバウンド、アシスト、スティールで史上初めて、新人1位を記録した。
ルーキーイヤーの今季はこれまで41試合に出場し、1試合平均15.9得点(新人2位)、5.9リバウンド(新人2位タイ)、6.1アシスト(新人1位)、1.59スティール(新人1位)を記録。2月3日の対マイアミ・ヒート戦でスターターとなってからは21試合で1試合平均19.5得点、5.8リバウンド、6.2アシストで、新人王の最有力候補と言われていた。
一部の米メディアはこの骨折で、ボールが今季の残り試合を全休することになるだろう、と報道。新人王投票にインパクトを残す後半戦のプレーができなくなり、新人王レースでもかなり不利になる。
それでも、ボールのルーキーカードの市場価格には大きな影響を与えることはない。
米ネットオークション「ebay」ではこれまでPANINI「2020 PANINI INSTANT」の1 of 1「Black」パラレルのPSA10点満点が15,000ドル(約162万円)で売買(プライベートオファー)されたほか、10,000ドルを超えるルーキーカードが続出している。
ボールはまだ19歳。抜群の適応力で、めきめき頭角を現し、ホーネッツをリードする存在にまでなっていただけに、たとえ、今季の残り試合を全休しても、来季以降もさらなる成長が見込める。スター選手の仲間入りを果たすことになれば、そのルーキーカードはさらに価値を高めることになりそうだ。
トレカジャーナル編集部