2月に発売されたBBMスポーツカードセット「惜別」。昨季限りでNPB阪神タイガースを現役引退した藤川球児さんの直筆サインカードが「ヤフオク!」に出品され、66.,000円で落札された。このカードは87枚限定のシリアル22/87。藤川さんが現役時代に背負った背番号22のジャージーナンバーだ。
3月7日の深夜から8日未明にかけての「惜別」をめぐる「ヤフオク!」の動きが激しかった。7日の22時41分に元JRA騎手の四位洋文さんの直筆サインが「惜別」最高額となる20,300円で落札される。すると、約1時間後の23時55分にまたしても四位さんの直筆サインが29,000円で落札され、最高額を更新した。しかし、わずか11分後の8日0時6分に、藤川さんのジャージーナンバーの直筆サインに66,000円の最高額がついた。
四位さんの直筆サインは30枚限定。今回から野球以外のスポーツでも昨年限りで現役を引退したアスリートを厳選して収録。タイトルも「惜別球人」から「惜別」にリニューアルした、このセットの目玉ともいえる直筆サインカードだった。ちなみに10日現在、これらの3枚に続く直筆サインカードの落札額上位は大相撲の琴奨菊和弘さんの11,800円。来年以降も継続されるであろう「惜別」だが、野球以外の元アスリートを封入したBBM社の企画は成功といえそうだ。
藤川さんの直筆サインカードは昨年まで20,000~30,000円が相場と言われてきたが、今年に入り50,000円超え。今回の「惜別」についた66,000円は、2010年のクロス直筆サインカード、2011年のタッチ・ザ・ゲーム直筆サイン入りボールカードと並び、藤川さんの中でも屈指の高額カードとなった。
トレカジャーナル編集部