4月29日に開催されるNFLドラフトで全米1位指名が予想されるクリムゾン大のQBトレバー・ローレンスのオンデマンドカードに破格の申し込みが殺到した。このトレカは、LEAF社の「i Card」で、1989年から1993年まで作られた「PRO SET」社のNFLトレカの中でも人気の初年度89年版デザインを復刻したもの。
2月28日の締め切り後に発表されたLEAFの公式HPへのローレンスのトレカ申し込み数は56,111枚。これまでの「i Card」でアメフトの有力大学生選手でも1,000枚を超えた申し込みはなかっただけに、その数字は「異常」ともいえるほどだ。ちなみに、ドナルド・トランプ前大統領が487枚、MLBドラフトでデトロイト・タイガースから全米1位指名を受けたスペンサー・トーケルソン内野手でも405枚だった。
「i Card」は発行するカードのうち、1,000枚にて写真を反転させた「ネガティブ」バリエーションとしてアトランダムに購入者へ送付すると発表している。「i Card」として初めての試みである。
ローレンスはクリムゾン大1年でチームを全米王者に導いた。昨季は年間最優秀選手に贈られるハイズマン賞の候補にノミネートされ次点となった。QBとしての才能だけでなく、ロン毛、細面のイケメンでも早くから注目と人気を集めている。昨季1勝15敗で最下位に沈んだジャクソンビル・ジャガーズが今年のNFLドラフトで全米1位指名権を持ち、指名順はニューヨーク・ジェッツ、マイアミ・ドルフィンズと続く。果たして、ローレンスの1位指名はあるのか、ローレンス本人とともに、ローレンスの「i Card」購入者もドラフト当日は固唾をのんで待っているに違いない。
トレカジャーナル編集部