佐藤輝明(阪神)は打率こそ上がってこないが、横浜スタジアムでの場外弾でインパクトは十分。イースタン・リーグで再び好投した佐々木朗希(千葉ロッテ)は徐々にステップアップしている感じがコレクター心をくすぐる。広島東洋はセ・リーグ2位に浮上したドラフト1位・栗林良吏だけでなく森下暢仁、菊池涼介もトレカの市場価格がアップ。ランク外では発売されたばかりのEPOCH「ROOKIE & STARS 横浜DeNA」から開幕戦でセ・リーグ新の6打点を記録した田中俊太のトレカが動いた。
【11位~20位】
調子を落としていた野村佑希内野手(北海道日本ハム)は4月12日に左ひざ関節炎で無念の登録抹消。ベイスターズはソト、オースティンが合流したが、登録は先送りに。3番に定着し一時は4月8日の対中日戦で打率、打点の2冠、本塁打も2位になったドラフト2位・牧秀悟内野手(横浜DeNA)の存在が大きい、とみられる。パ・リーグ首位に立ったゴールデンイーグルスからは浅村栄斗内野手とドラフト1位・早川隆久投手(東北楽天)が順位を上げてきた。17日に復帰登板が濃厚な田中将大は次回のランクインは確実。開幕から15戦連続安打でセ・リーグ打率トップの菊池涼介内野手(広島東洋)は、次回ランキングでベスト10入りか?
【10位・奥川恭伸投手(東京ヤクルト)】
念願のプロ初勝利でトレカのランキングも順位を大きく上げた。4月8日の対広島東洋戦で5回を10安打5失点。試合途中で雷雨による中断もあったが、粘りの投球に打線の援護もあり、プロ3度目のマウンドで大きな白星をマークした。次は思い出の甲子園で2勝目を狙う。
【9位・山田哲人内野手(東京ヤクルト)】
まだ本調子とはいえないが、元来のトレカ人気でベスト10を守った。BBM「2021 1stバージョン」発売で人気上昇は確実で、今は狙い目かもしれない。
【8位・鈴木誠也外野手(広島東洋)】
4月8日の対東京ヤクルト戦で奥川から3回に今季1号ソロを放つと、9回には長谷川から2号2ラン。1試合2本塁打を含む4安打と復調。さらに9日の対巨人戦で2試合連続弾となる3号ソロ。トレカ人気もじわじわと上がってきた。
【7位・森下暢仁投手(広島東洋)】
4月6日の対東京ヤクルト戦でセ・リーグ今季一番乗りとなる完封。今季初マウンドから15イニング連続無失点で、開幕2連勝を飾った。甘いマスクにたくましさも出て2年目のジンクスは関係ない。カルビー第1弾の「タイトルホルダー」とともにスペシャルボックスの「奪三振カード」が人気
【6位・柳田悠岐外野手(福岡ソフトバンク)】
7位・森下と同じくカルビー第1弾が好調。「タイトルホルダー」金箔サインの市場価格は1,000円を超える。先週は豪快なアーチをかけることはできず、今季の三振はパ・リーグ最多の21。フルスイングだけでもスタンドを沸かせるギータの逆襲はここからだ。
【5位・村上宗隆内野手(東京ヤクルト)】
4月12日時点で5本塁打はサンズ(阪神)と並び、リーグ首位タイ、12打点は3位。13位の打率.289が上がってくれば、3冠も夢ではない。カルビー第1弾はレギュラーカードがないため、「タイトルホルダー」が、金箔サインなしでも高い人気を集めている。
【4位・山本由伸投手(オリックス)】
4月8日の対千葉ロッテ戦で2連勝を飾った。7回で6安打を許したが失点はレアードに許したソロ本塁打だけ。開幕戦での黒星が嘘のように速球王が実力を発揮。チーリミのBBM「2021 オリックス」の直筆サインカード、ジャージナンバーがヤフオクで、70,000円で落札された。
【3位・栗林良吏投手(広島東洋)】
4月10日の対巨人戦で2試合連続セーブをあげ、セ・リーグ首位の5セーブに。防御率はまだ0.00で、ドラフト1位右腕はルーキー守護神として好調のカープを支える。ドラフト3位・大道もこの試合で開幕から5試合連続無失点。チームの課題だったリリーフは死角なし。
【2位・佐々木朗希投手(千葉ロッテ)】
4月9日のイースタン・リーグ、対埼玉西武戦に先発して3回を1安打無失点。MAXは153キロだった。井口監督によると、イニング数を伸ばして、ゴールデンウィークでの昇格プログラムというが、実際の1軍デビューは5月下旬が濃厚だ。
【1位・佐藤輝明内野手(阪神)】
4月9日の対横浜DeNA戦での3号ソロは話題十分。先発した藤波も「ドン引き」とあきれたほどの推定飛距離は140メートル。横浜スタジアムの右中間場外へ消えた。外野の「鳩サブレー」の看板を超えられたスポンサー「豊島屋」から鳩サブレーが贈られる「オチ」もまさに「場外」弾。
TCJデータチーム