自動車レースのFormula 1(F1)で、日本人ドライバーとして史上初めてデビュー戦で9位の入賞を果たした角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)のルーキーカードが登場した。TOPPS社のオンデマンドカード「TOPPS NOW」が3月28日に決勝を行ったF1の今季開幕戦、バーレーンGPのトレカ3種類の購入受付を開始。角田のRCも入った。
今回の受付は4月8日まで。開幕戦で通算96勝目をあげたルイス・ハミルトン、角田と同じくバーレーンGPでF1デビューとなったミック・シューマッハとともにノミネートされた。シューマッハは「レジェンド」ミハエル・シューマッハの息子で昨年、F2のチャンピオンとなり、ハースのドライバーとして初参戦。最下位に終わったが完走した。
2000年生まれの20歳の角田は2019年からF3、昨年はF2とカテゴリーを上げ、今季からF1に初参戦。バーレーンGPでは予選Q1で2番手のタイムを記録し周囲を驚かせると、決勝では17位まで順位を落としながら、キミ・ライコネン、フェルナンド・アロンソ、セバスチャン・ベッテルらのチャンピオン経験者を抜き9位でゴール。日本人ドライバーとして史上初、F1史上では65人目のデビュー戦入賞を達成した。
TOPPSは昨年8月にF1と公式ステッカーとトレーディングカード発行に関するライセンス契約を複数年で締結。昨年、ハミルトンの「TOPPS NOW」のPSA10点満点のものがネットオークション「eBay」に出品され、19,999ドル(約210万円)で落札されるなど人気を呼んでいる。
「TOPPS NOW」は期間限定で、発行枚数も申込数しか作らない。角田のRCにどれだけの申し込みが集まるのか。ハミルトン、シューマッハと並ぶ申し込み数があるのか。9ドル99セント(約1,100円)プラス送料で、日本からも購入可能だが、発売後、オークションでどれだけの落札額が記録されるのか。久しぶりに、今後の展開が楽しみな日本人のトレカになった。
「TOPPS NOW」はこちらから
https://www.topps.com/cards-collectibles/topps-now/formula-1-topps-nowr.html
トレカジャーナル編集部