【鈴木彩艶(ざいおん=Jリーグ浦和レッズ)】
3月2日のルヴァン杯、対湘南ベルマーレ戦にGKとして先発出場。浦和のGKでは最年少の18歳6か月9日でJリーグデビューを果たした。00年の西部洋平の19歳4か月11日を21年ぶりに更新。父はガーナ人、母は日本人のハーフで、小学5年より下部組織から浦和ひと筋。同じく初出場した藤原優大、福島竜弥と18歳トリオでドローに貢献した。
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【望月慎太郎(男子テニス)】
テニスの男子国別対抗戦デビス杯(デ杯)ワールドグループ1部、日本対パキスタン戦で日本代表に初選出された。東京五輪に出場する可能性がある選手が招集されなかったこともあるが、2019年のウィンブルドン・ジュニア選手権で優勝した17歳に出番が。綿貫陽介とのダブルスで起用が決まり、出場すれば08年の対インド戦で錦織圭が記録した18歳3か月を抜く。
【マカゾレ・マピンピ(ラグビー)】
今季からトップリーグのNTTドコモに加入した南アフリカ代表のウィングは3月6日の対リコー戦で初トライ。試合終了間際には左サイドを抜け、最後はニュージーランド代表SHのTJペレナラの「サヨナラ」トライに繋げた。戦術的な理由で開幕2試合はベンチ外となっていたが、デビュー戦で実力を発揮。チームの開幕3連勝に貢献した。
【松田詩野(サーフィン)】
東京五輪の条件付き代表権を持つ18歳が3月10日、飛鳥未来高校を卒業。今年5月のワールドゲームズ(エルサルバドル)の結果次第で五輪出場が決定する。今後は進学せず、サーフィンに専念するだけに、卒業式での最後の制服姿をぜひ、トレーディングカードに。
【古川奈穂(JRA騎手)】
JRA5年ぶりの女性騎手が3月13日に初勝利をあげた。阪神6Rでバスラットレオンに騎乗。開催3日目での初勝利は96年の牧原(現・増沢)由貴子の6日目を抜く女性騎手最速となった。また、通算12戦目での勝利は2000年の西原(現・前原)玲奈の9戦に続く女性騎手2位タイのスピード記録。さらに3月21日の中京7Rでタケルラスティ、27日の中京6Rではモズピンポンとのコンビで勝ち鞍を挙げた。女性騎手のデビュー初勝利からの3週連続Vは初、男性を含めても現役で9人目(短期免許時のルメールを除く)の快挙を達成した。
【戸塚優斗(スノーボード)】
3月21日の米コロラド州アスペンでのスノーボードのワールド杯男子ハーフパイプ最終戦の決勝で2勝目をあげた。日本勢では09年大会を制した青野令以来、史上2人目のVを飾った13日の世界選手権に続いた。連続で組み合わせた高難度の回転技はトレカ映えしそう。これで今季は今年1月の冬季Xゲーム、世界選手権、W杯2勝と通算4勝して、22年の北京五輪へ弾みをつけた。
【松田瑞生(マラソン)】
3月14日の名古屋ウィメンズマラソンで初優勝も、目標としていた自己記録には4秒届かず、悔し涙を流した。フルマラソン5戦3勝の25歳は、パリ五輪の星。東京五輪には補欠として準備を進める。涙も美しいが、一夜明けての会見で見せた笑顔の方がやっぱり、いい。
【鬼塚雅(スノーボード)】
3月17日の米コロラド州アスペンでのスノーボード世界選手権、女子ビッグエア決勝で同種目では日本勢初のメダルとなる3位に入賞した。女子では誰も成功したことがない横3回転半の「キャブダブルコーク1260」も成功。19歳で出場した18年の平昌五輪での8位から再起し、積極果敢に挑むスタイルは応援したくなる。
【江村美咲(フェンシング)】
フェンシングでは男女通じて初のプロ契約を「立飛ホールディングス」と4月から結ぶことが明らかに。3月のワールド杯で選考基準を満たし、東京五輪出場を決めた。170センチの長身から繰り出す豪快な攻撃で「クールビューティー剣士」と呼ばれるだけに、トレカになった暁にはマスクを脱いでくださいね。
トレカジャーナル編集部