サッカーJリーグの三浦知良(横浜FC)が5月5日、対湘南ベルマーレ戦に出場。自身の持つルヴァン杯史上最年長出場記録を、54歳2カ月9日に更新した。
1次リーグC組の首位対決となった一戦で、カズは0-1のビハインドの後半21分にFW渡辺千真に代わり途中出場。今季3試合目のピッチで、今季自身最長時間となる24分間プレーした。早川知伸監督は「非常にボールを引き出してもらった。ボールへの関わりもよかった。それ以上に守備は先頭に立ってやってもらった」と評価。「ペナルティーエリアの中に入っていってゴールを目指してほしい」の指示も出していたことも明かした。カズの最年長ゴールはならなかったが、後半33分にクレーベが頭で決めて同点。そのまま、ドローとなった。
4月28日のルヴァン杯1次リーグの対柏レイソル戦に続く出場だった。試合終盤に出場し、昨季マークした同大会の最年長出場記録を54歳2カ月2日に更新していた。今季の公式戦出場では3月10日のJ1、対浦和レッズ戦を含め、3度目となった。レッズ戦の出場では、自身が持つJ1での最年長記録を54歳12日に更新していた。
エポック社のオンデマンドカード「EPOCH ONE」では、4月28日の試合をトレカとして発売することを決めたばかりだった。5月11日に申し込みは締め切られた。実は3月10日の試合のトレカは、ふさわしい写真がないことを理由に制作されなかった。偉大な記録に対する敬意に準じたカードメーカーとしては勇気ある決断でもあったが、まさに満を持しての4月28日の試合のトレカだった。それでも、すぐに5月5日に記録が更新されるとは、エポック社の想像を超えるカズの超人ぶりといえるだろう。
エポック社としては、カード連発に対するジレンマもあるかもしれないが、躊躇する必要はない。これはオンデマンドカードの宿命でもある。カズの5月5日の新記録の「EPOCH ONE」制作を誰もが待っている。そして、今後、記録が更新されるたびに、新しい「EPOCH ONE」を待っている。
トレカジャーナル編集部