エポック「2021 西武 ROOKIES & STARS」が発売され、埼玉西武のルーキーが大きく動いた。パ・リーグトップの16盗塁をマークしているドラフト4位・若林楽人外野手、本塁打も記録した6位・ブランドン内野手がベスト20入り。1位・渡部健人内野手もランクインをうかがう。呉念庭内野手、愛斗外野手ら苦労人プレーヤーもくわえ、ここ数年では久しぶりにキャラが増えたライオンズ勢は今後も期待できそうだ。ファイターズのドラフト1位ルーキー・伊藤大海投手(北海道日本ハム)、連勝中の宮城大弥投手(オリックス)、プロ初本塁打をグランドスラムでマークした根尾昂内野手(中日)が惜しくもランクインを逃した。
※ランキングには5月17日までのオークションの落札価格、トレカショップでの実売価格と公式戦の記録などを集計した。
【20位・ブランドン(埼玉西武)】
米国人の父親譲りのパワーとイケメンぶりで人気のルーキー。若林と開幕一軍入りし、3月30日の対北海道日本ハム戦でのプロ初安打が初本塁打に。若林、渡部とチームの新人3人がアーチを記録したのは40年ぶり。エポック「ROOKIES & STARS」、BBMのチーリミとともに直筆サインは10,000円前後が相場。
【19位・若林楽人(埼玉西武)】
パ・リーグの盗塁王争いを快走する韋駄天ルーキー。トップバッターに定着し、出塁率も上げてきた。「ヤフオク!」で「ROOKIES & STARS」の直筆サインは20枚限定が16,000円、17,500円で、29枚限定も14,580円で落札された。投手が主役だった今季のパの新人王争いにも参戦しそうな加速度ぶりだ。
【18位・松坂大輔(埼玉西武)】
前回からランキング入りしているが、今後の動向次第では市場価格は全盛期に近いところまで跳ねるかもしれない。レギュラーカードも根強い人気を証明。現役続行か、今季限りの引退か、シーズン中の早い時期に去就が発表される可能性も。背番号16のトレカは価値がある。
【13位・早川隆久(東北楽天)】
5月16日の対オリックス戦での5勝目を新人一番乗りとなる3安打完封で飾った。スコア1-0完封はチームの新人では9年ぶり。これまでにBBM「ルーキーエディション」の1 of 1箔サインが100,000円、「1stバージョン」のクロス直筆サインが102,000円で落札されているが、今回の快投でさらに市場価格アップは必至。
【12位・奥川恭伸(東京ヤクルト)】
5月16日の対中日戦で6回7安打1失点の好投。6回3安打2失点に抑えながら5月5日の対阪神戦に続き、引き分け。2勝目ゲットは逃したが、安定した投球を続ければ、潜在的な人気があったルーキーカードに加え、2年目の今季のトレカもさらに市場価格が上がる。
【8位・柳田悠岐(福岡ソフトバンク)】
5月12日の対千葉ロッテ戦で7号2ランを含む3安打猛打賞。今年のトレカとともに、これまでに発行されたカードが「ヤフオク!」で落札されることが多いのが、ギータカードの特徴でもある。コアなコレクターが多いのか、新しくファンになったコレクターが多いのか。カルビーも人気がある。
【6位・鈴木誠也(広島東洋)】
5月16日の対横浜DeNA戦で2試合連続の2安打マルチヒットを記録し、打率を3割に乗せた。昨季、球団史上初の5年連続3割を達成したが、豪快なアーチだけではなく、こちらも楽しみ。「1stバージョン」も「ROOKIES & STARS」も、他の選手以上に、パラレル版が強さを発揮している。
【4位・村上宗隆(東京ヤクルト)】
5月16日の対中日戦でセ・リーグトップの11号2ラン。打率、打点ともに好位置につけ、3冠も狙える状態まで調子をあげてきた。トレカの市場価格も、佐藤輝、栗林のルーキーカード人気がなければ、トップを佐々木と争えるはず。市場価格に大きな影響を与えるタイトル争いから目が離せない。
【3位・栗林良吏(広島東洋)】
自らの記録を更新中の「新人デビュー戦からの連続無失点」は5月16日の対横浜DeNA戦で17試合まで延びた。「ROOKIES & STARS」の20枚限定直筆サインカードも「ヤフオク!」にて自身の最高額を塗り替える30,000円で落札された。
【1位・佐々木朗希(千葉ロッテ)】
5月16日の対埼玉西武戦で1軍初登板。5回を6安打4失点(自責点2)もリリーフが打たれ、初勝利を逃した。今後をさらに期待させるデビューで、ランキングも1位を奪回。この日は154キロ止まりだった球速も160キロ越えもありそうで、再び、ルーキーカードの市場価格が見直され、伸びしろしか見えない。
TCJデータチーム