【松山英樹(ゴルフ)】
4月11日に最終日を迎えた米男子プロゴルフツアーのマスターズで初優勝。日本男子初のメジャーツアー初Vの歴史的な快挙を達成した。アマ時代を含め33度目の米ツアー挑戦でマスターズは節目の10度目の出場だった。3日目で首位に立ち、最終日は4バーディー、5ボギーの73でまとめ、通算10アンダー。2位に1打差をつけて逃げ切った。表彰式では恒例のグリーンジャケットに袖を通し、満面の笑みでガッツポーズ。米国トレカメーカーが登場するのは濃厚だが、これまで始球式カードしかない日本でもぜひ、ゴルフカードを。
【梶谷翼(ゴルフ)】
松山英樹のマスターズ制覇の1週間前、同じオーガスタ・ナショナルGCで行われた「オーガスタ・ナショナル女子アマチュア選手権」で日本人初優勝を飾った。滝川高2年の17歳は最終日の4月3日、2打差5位から3バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの72で回り通算1オーバーでプレーオフに。エミリア・ミリアッチョ(米国)とのプレーオフを制して栄冠を手にした。世界にはばたくように、の願いを込めた人気サッカー漫画の「キャプテン翼」が名前の由来というヒロインは今後が楽しみ。
【青山修子&柴原瑛菜(テニス)】
4月4日のテニス「マイアミ・オープン」で今季3勝目をマークした女子テニスのダブルスコンビ。通算6勝目はテニスの4大大会に次ぐ格付け「WTA1000」での初タイトルになった。2月の全豪はベスト8に入った。ふたりは世界ランクも13位に浮上し、6月7日付のランキングでふたりのうち、どちらか(ダブルスでもひとりずつがランク付けされる)が10位以内に入れば東京五輪出場が決まる。
【佐藤翔馬(水泳)】
競泳の「日本選手権兼東京五輪代表選考会」で4月7日、超新星が輝いた。男子200メートル平泳ぎで、日本記録を0秒27塗り替える世界歴代2位の2分6秒40で初優勝。最注目のレースで派遣標準記録も切り、4日に内定していたメドレーリレーに続き、個人種目でも初の五輪代表に決まった。「北島康介2世」とも呼ばれる慶大2年の20歳は東京五輪での金メダル獲得も宣言した。
【池江璃花子(水泳)】
4月3日から10日まで行われた「競泳日本選手権兼東京五輪代表選考会」の8日間で日本中を感動させた。白血病を克服して3年ぶりに出場した大会で、復帰後ベストタイムを記録し4種目で優勝。400メートルリレー、メドレーリレーの2種目で2度目の五輪出場を決めた。奇跡の復活劇は、次は五輪の夢舞台で世界を感動させる。
【須崎優衣(レスリング)】
カザフスタンで行われたレスリング東京五輪アジア予選で4月2日、五輪出場を決めた。女子最軽量の50キロ級は、日本代表が2大会連続で金メダルを獲得している「お家芸」の階級。早大4年の21歳は国際大会で7年間、無敗。自慢の高速タックルで金メダルに挑む。トレカになるのはかわいらしい笑顔か、感激の涙か。
【丹羽孝希(卓球)】
卓球のTリーグに発足初年度からプレーし、今季は彩たまに移籍することが決まった。琉球、東京、岡山で1シーズンずつ所属し、彩たまは4チーム目となり、リーグ全4チームに在籍する史上初の選手になった。すでに東京五輪出場は決まっているが、団体で銀メダルに輝いた16年のリオ五輪に続くメダル獲得へ新天地での自らの強化を選んだ。4チームのユニホーム姿を並べたコラボカードは見てみたいものだ。
【下川甲嗣(ラグビー)】
世界的な有名外国人選手が参加して話題のラグビートップリーグだが、日本人選手も負けていない。4月11日の対NTTコム戦でデビューしたサントリーの新人は途中出場直後の後半23分にトライ。早大ではロックだったが、この日は右フランカーの位置に入り全チームの新人でいの一番のトライを決めた。下川のトライもありサントリーはトップリーグ史上最多の94得点で7連勝。レッド・カンファレンスの首位でプレーオフトーナメントに出場する。
【東莉央&晟良(フェンシング)】
フェンシング初の姉妹同時五輪代表に内定した。22歳の莉央(明治安田生命)は細かい剣さばきと粘り強さが身上で、21歳の晟良(せら=日体大)はさまざまな角度から突きを繰り出す攻撃的なプレースタイル。美人姉妹がエースの上野優佳(中大)と3人で臨むフルーレ団体戦で、女子では五輪初となるメダル獲得を目指す。
トレカジャーナル編集部