6月5日に締め切られた「ゴールディン・オークションズ」で、NBAケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)の「2007-08 UD EXQUISITE」の「Signed Patch Jersey Card」が110,700ドル(約12,066,300円)で落札された。99枚限定のこのレアカードはシアトル・スーパーソニックス時代のルーキーカード(RC)。PSAグレーディング鑑定で9点と評価されていた。
今回のオークションに出品された、同じNBAのスーパースター、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レーカーズ)のRC「2003-04 Upper Deck SP Signature」の25枚限定サインカードは104,400ドル(約11,379,600円)で落札。今回のオークションで124枚のカードが出品されたレブロンに対して、デュラントは44枚。出品数は約1/3しかなかったが、落札額の最高額は上回るという、面白い展開になった。
※落札額はすべてバイヤーズプレミアム込み。
デュラントが所属するネッツは今季の優勝候補だったが、6月19日、ミルウォーキー・バックスとのカンファレンス準決勝の第7戦で111-115で敗れた。それでも、デュラントは第7戦で48得点、9リバウンド、6アシストを記録するなど、今プレイオフで平均34.3得点、9.3リバウンド、4.4アシスト、1.5スティール、1.6ブロックと存在感を見せた。さらに、20日には米メディアがアメリカ代表として、東京五輪に出場する見込み、と報じた。デュラントがメンバー入りすれば、2012年のロンドン大会から3大会連続の五輪参戦で、過去2大会では金メダルを獲得している。
アメリカ代表にはすでにデイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)、ジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)、ブラッドリー・ビール(ワシントン・ウィザーズ)、デビン・ブッカー(フェニックス・サンズ)、ドレイモンド・グリーン(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)といった選手が参戦予定と報道されてきた。
今回のオークションで、デュラントに落札額で「敗れた」レブロンは足首の故障と年齢的な問題から東京五輪には辞退の意向を示唆している、という。レブロンは2004年のアテネ大会は銅メダルに終わったが、08年の北京大会、12年のロンドン大会は金メダルを獲得し、東京五輪出場なら2大会ぶり4回目の出場となるところだった。金メダル獲得回数でもデュラントがレブロン越えを果たすことになりそうだ。
トレカジャーナル編集部