アーリング・ハーランド(ボルシア・ドルトムント)のトレーディングカード史上最高額が記録された。米大手オークション「ゴールディン・オークションズ」が6月27日、発表した。26日に入札が締め切られたオークションでハーランドのTOPPS「2019-20 TOPPS CHROME Bundesliga」の「Superfractor」1 of 1が442,800ドル(約4870万円)で落札された。このカードはBGS(ベケット・グレーディング鑑定)でサイン10点満点、総合点9.5点と評価されている。
今回のオークションではリオネル・メッシ(バルセロナ)も、PANINI「2004 Mega Cracks」のPSA10 点が「メッシカード」史上最高となる344,400 ドル(約3790万円)で落札され「ハーランドカード」とともに「RECORD(新記録)」と紹介されている。
これまでのサッカーカードの史上最高額は今年4月に「ゴールディン」で落札されたディエゴ・マラドーナのルーキーカードであるPANINI「1979 CALCIATORI」のPSAグレーディング鑑定10点についた555,960ドル(約6115万円)といわれている。厳密に言うとマラドーナのCALCIATORIはステッカーであり、ハーランドのSuperfractorはトレカであるため、「サッカーアイテムの最高額はマラドーナ」で、「サッカートレカの最高額はハーランド」ということもできそうだ。
ハーランドは同じカード(サインなし)の25枚限定オレンジパラレルのBGS「ブラック10」(センタリング、コーナー、エッジ、サーフェイスすべて10点満点)が「ゴールディン」の前回のオークションにて146,400ドル(約1640万円)で落札されるなど、トレカでもニックネームの「怪物」クラスへ注目度と市場価格を上げている。
強豪クラブへの移籍がウワサされているハーランドだが、レアル・マドリードとすでに契約合意に達し、クラブ間の交渉が進んでいる、という報道もある。スペインのTV局が報じたもので、1億5000万ユーロ(約200億円)を要求するドルトムンドに対して、レアルが用意する1億1000万ユーロ(約144億円)と移籍金に大きな差がある、とされるが、お互いに歩み寄る可能性もある、という。
飛ぶ鳥を落とす勢いのハーランドだが、さらなる強豪クラブへの移籍となれば「ゴールディン」でも毎回、高額でそのトレカが落札される。マラドーナの最高額更新も夢ではない。ハーランドの去就とトレカの市場価格から目が離せない。
※落札額はすべてバイヤーズプレミアム込み。
トレカジャーナル編集部
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