【山本ダンテ武蔵(大学野球)】
東都大学春季リーグで20季ぶりの優勝を飾った国学院大のMVP。リーグ戦最終週の2 試合で打率は3位に後退し、同リーグ3人目の三冠王を逃したが、5本塁打、17打点で二冠王。シーズン5本塁打と15打点以上は7人目という堂々たる成績だった。大阪桐蔭高では1学年下の根尾昂(現中日ドラゴンズ)とともに春のセンバツ制覇に4番打者として貢献した。何といっても名前をはじめ、そのスター性は魅力的。父はアメリカ人、母は日本人のハーフで、名前の由来は相撲ファンの父が横綱「武蔵丸」からつけた、という。今年のドラフト候補だけに来年の「ルーキーエディション」封入は確実だが、それまで待てない。BBMさん、久しぶりに大学野球トレカの復活をお願いします。
【イケメン二郎(プロレス)】
世界最大のプロレス団体「WWE」で、連勝デビューを飾った。軽量級の「205 LIVE」でタッグマッチ2連勝。28歳のデビュー戦ではロン毛に、自身の顔写真がちりばめられた黄色のジャケットを着たまま戦い、ムーンサルトプレスも披露。最後は必殺のキック技「イケメンスラッシュ」を決めてフォールを奪った。日本人レスラーが台頭する「WWE」。戸澤陽が「ロウ」に昇格し、ヒデオ・イタミ(KENTA)が新日本プロレスに移籍したため、日本人レスラーが不在だった「205 LIVE」に新スター誕生を予感させた。新型コロナの影響でスタジオマッチとして配信された5月8日、21日の熱闘で、「イケメン」は「ハンサム」という意味、と紹介された。
【玉井陸斗(男子高飛び込み)】
「飛び込み W杯東京大会兼東京五輪最終予選」の男子高飛び込みで予選15位に入り、18位以内に与えられる五輪代表権を獲得した。この日の6本目、最終試技で19位から大逆転で圏内に入った。14歳10か月での五輪出場は、32年のロサンゼルス五輪での競泳・北村久寿雄の夏季大会男子の最年少出場記録とわずか3週間差という若さ。練習では悔しくて泣く、というスーパー中学生。決勝では8位に入賞。メダルに負けない輝きを放つ笑顔がたまらない。
【板橋美波&荒井祭里(シンクロ高飛び込み)】
「飛び込み W杯東京大会兼東京五輪最終予選」のシンクロ高飛び込みで7位に入賞し、東京五輪出場へ大きく前進した。板橋は16年のリオ五輪で高飛び込み日本勢80年ぶりの入賞となる8位に入賞したが、18年に入水の衝撃による右眼の網膜剥離で、翌年には疲労骨折した左すねも手術するなど、苦難を乗り越えた。荒井はこの大会の女子高飛び込みで個人初の銀メダルを獲得。21歳の板橋と20歳の荒井の息の合ったその一瞬の演技をぜひ、トレカに。
【安藤友香(陸上)】
「陸上日本選手権」の女子1万メートルで広中璃梨佳に続く2位に入り、東京五輪出場を決めた。17年のロンドン世界陸上にはマラソンで出場した27歳は「忍者走り」が特徴的。抜群のスタミナを、腕を下げてリラックスした走法で最大限に発揮する。広中のトレードマークである赤いキャップとともに
絵になるアスリートだ。
【橋本大輝(体操)】
東京五輪の体操団体メンバーに内定した。「東京五輪代表選考会兼NHK杯」の男子個人総合で31年ぶりの10代での優勝を飾り、2位の萱和麿と出場が決まった。6歳で体操を始め、17歳で19年の世界選手権に白井健三以来となる現役高校生で出場し団体銅メダル。同年の個人総合日本一を決める「スーパーファイナル」を制覇。五輪が延期になった1年間で6種目の合計Dスコア(難易度)を世界最高レベルの37.1まで高め、オールラウンダーの新エースとなった。跳馬の大技「ヨネクラ」を連続写真でトレカに!
【永島まなみ(競馬騎手)】
18歳のルーキー騎手は5月16日の新潟競馬3Rでベルぜールに騎乗し通算3勝目をマークした。同6Rではイントゥザワールドに騎乗した藤田菜七子騎手も2日連続の白星。同じ日にふたりの女性騎手が勝利したのは2000年12月10日の中京競馬での細江純子騎手と西原玲奈騎手以来、21年ぶりの快挙となった。
【堀江貴文(野球独立リーグ】
プロ野球の独立リーグ「九州アジアリーグ」に参入する「福岡北九州フェニックス」の設立を明らかにした。すでにリーグへの加盟申請は済んでおり、承認の最終決定は8月にも下される。堀江氏は球界再編問題に揺れた2004年にオリックスとの合併を目指す近鉄の球団買収に乗り出したが失敗。オリックスと近鉄が合併し、1球団の新規参入を薦めるNPBに「仙台ライブドアフェニックス」の球団プランを申請したが、楽天に敗れていた。当時のチーム名「フェニックス」を再び使用し、まさに不死鳥として故郷の福岡で夢をかなえることができるか?
トレカジャーナル編集部