TOPPS「2021 Gypsy Queen Baseball」が発売された。イラストをレトロにデザインした毎年、恒例のブランドでいくつかのパラレル、バリエーションも人気の理由のひとつ。今回は新たに3つのイメージ・バリエーション(イラスト違い)が封入された。
MLB初の黒人選手、ジャッキー・ロビンソン内野手を讃えて毎年4月15日に開催される「ジャッキー・ロビンソン・デー」。全球団の全選手がロビンソンの背番号42を着けプレーする。今回の「Jackie Robinson Day」はその背番号42のバリエーションだ。
毎年9月9日には「ロベルト・クレメンテ・デー」が開催される。「Roberto Clemente Day / Negro League」はそのイラストを使用している。3000安打を達成したロベルト・クレメンテは事前活動にも積極的で1972年に大震災に見舞われたニカラグアへ救援物資を運ぶ飛行機が墜落して帰らぬ人となった。毎年、社会奉仕活動に熱心な選手を表彰する「ロベルト・クレメンテ賞」もある。
「Mask Up」はその名前の通り、コロナ禍でマスクをしてプレーする姿をパラレルにした。今年版限りになるかもしれないイラストはある意味、貴重なバリエーションだろう。
この3つのイメージ・バリエーションはそれぞれにSSP(スーーパー・ショート・プリント)で、「Jackie Robinson Day」と「Roberto Clemente Day / Negro League」には各チームのロゴデザインの「Team Script Font Swap」パラレル、色違いの「Black」パラレルが存在するほか、直書きサインもある。
それぞれの出現率は
「Jackie Robinson Day」
Base SSP – 1:207
Team Script Font Swap – 1:827
Black – 1:80,900
「Roberto Clemente Day / Negro League」
Base SSP – 1:204
Team Script Font Swap – 1:508
Black – 1:51,094
「Mask Up」
Base SSP – 1:1,651
という。
また、カードの裏面には「バリエーション・コード」という番号が最後に表記されており、ここで判断することもできる。
ベースカード (#1-300) – #726
ベースカードSP(ショートプリント=#301-320) – #759
クローム版 – #804
「Jackie Robinson Day」バリエーション – #765
「Roberto Clemente/Negro League」バリエーション #768
「Mask Up」 バリエーション – #771
イメージ・バリエーションは「Jackie Robinson Day」が30種、「Roberto Clemente Day / Negro League」が20種、「Mask Up」が15種の合計65種。「Jackie Robinson Day」には前田健太投手(ミネソタ・ツインズ)、「Roberto Clemente Day / Negro League」には大谷翔平選手(ロサンゼルス・エンゼルス)もあり、大谷はベースが投手、バリエーションが打者の「二刀流」となっている。
トレカジャーナル編集部