米大手オークション「ゴールディン・オークションズ」の最新回が7月11日、終了し、NBAトレイ・ヤング(アトランタ・ホークス)のロゴマンパッチが93,480ドル(約1028万円)で落札された。イースタン・カンファレンス決勝でミルウォーキー・バックスに敗れ、ポストシーズンを終えたヤングだが、3年目の今季の活躍が評価され、来季への期待が込められた「大台」越えとなった。
このカードはPANINI「2018-19 Flawless」のロゴマンパッチで1 of 1。BGSグレーディング鑑定で9.5点と評価されている。また、今回のオークションではヤングのルーキーカードであるPANINI「2018-19 Select」の「Rookie Signatures Black」が40,590ドル(約446万円)で落札された。こちらも1 of 1の貴重な1枚でPSA鑑定は10点満点だった。
ヤングは2018年のNBAドラフトで、全体5位でダラス・マーベリックスに指名された後、翌年のドラフト1巡目指名権とともに同ドラフト全体3位指名のルカ・ドンチッチとのトレードでホークスに移籍した。ポイントガードとしてプロ1年目から1試合平均19.1得点をマークするなどスターターに定着。2年目の2019-2020シーズンは平均得点をルーキーイヤーから10点以上もアップさせる平均29.6点を記録。オールスターでも先発出場した。
3年目の今季も1試合平均26.6得点をあげるなど存在感を見せ、チームにとって4年ぶり、ヤング自身は初となるプレーオフ進出に貢献。プレーオフでも第5シードからの快進撃を支えたが、イースタン・カンファレンス決勝では第3戦で痛めた右足の影響で第4、5戦の2試合を欠場。7月4日の第6戦でも実力を発揮することができず、チームも敗れ対戦成績2勝4敗でファイナル進出を逃した。
それでも、今回の1000万円を超えたトレカの評価は、ヤングのチーム内だけでなく、NBAでの地位を確立したことの証明と言えるかもしれない。
トレカジャーナル編集部