MLB大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)の数あるルーキーカード(RC)の中でもナンバーワンの地位を確立したのはこのカードといえるかもしれない。7月10日に入札が締め切られた「ゴールディン・オークションズ」で大谷のTOPPS「2018 Bowman」の「Chrome」の25枚限定直筆サインの「Orange Refractors」が148,830ドル(約1637万円)で落札された。ベケット社のグレーディング(BGS)鑑定で9.5点(サインは10点満点)の評価を得ていた。
この落札額は「ゴールディン・オークション」における大谷のシングルカードの最高額となった。これまでの大谷のトレカの史上最高額は2018年に「グッドウィン&Coオークション」で落札された同じカードの「Superfractor」の1 of 1 のBGS鑑定9.5(サイン状態は10点満点)についた184,056ドル(約2006万円)とされる。
また、今回の「ゴールディン・オークションズ」では同じタイプの50枚限定直筆サインの「Gold Refractor」(BGS鑑定は同じ9,5点、サイン10点)が40,590ドル(約446万円)、150枚限定直筆サインの「Blue Refractor」(BGS鑑定は同じ9,5点、サイン10点)が29,590ドル(約325万円)で落札。大谷の「2018 Bowman Chrome」祭り状態となった。
今回の展開で、「2018 Bowman」の「Chrome」が大谷のRCのアイコン的存在となった。もちろん、パラレルならその発行枚数によって、さらにグレーディング鑑定の点数によって、その価値は大きく上下する。ジャージーナンバー(17/)もまだ登場していない。そして、大谷のグラウンドでの活躍でも大きく左右される。3年前の「Superfractor」と今回の「Orange Refractor」の差は“わずか”35,226ドル(約370万円)。ホームランダービーでのソトとの激闘、MLB史上初の二刀流で初出場した球宴での勝利投手…。後半戦の成績次第では、「Superfractor」をも超える落札最高額が記録されるかもしれない。
トレカジャーナル編集部