フィギュアのおまけカードに9,225ドル(約101万円)の値が付いた。6月26日に終了した「ゴールディン・オークションズ」の入札で、フィギュア「スーパープロレスラーシリーズ」に付属していたトレーディングカード全17種類が落札された。
このフィギュアは日本の玩具メーカー「ポピー社」が梶原一騎プロの承認を得て1980年代に発売。ブッチャー、マスカラス、ザ・ファンクス、アンドレ、タイガーマスクなど全日本プロレス、新日本プロレスで活躍していた人気レスラーのフィギュアとカードがセットでブリスターに入っており、状態のいいものは日本でも1体5万円前後で取引されている。
おまけのカードとはいえ、今回は米国でも有名なレスラーが多く含まれていること、フルコンプリートであることが100万円を超える落札額につながった、といえる。17種類のうちのハルク・ホーガンとアントニオ猪木の2枚がPSAグレーディング鑑定を受け、7点と評価されている。日本以上に米国ではプロレスはトレーディングカードも人気で、今回のオークションではシングルカードで、ホーガンのベースボールマガジン社(BBM)のプロレス雑誌の付録カードのPSA9点が2,040ドル(約22万円)で落札された。
ちなみに、今回のオークションでのプロレスカードのカテゴリーの最高額はPANINI「1997 WWF Superstars Stickers」のロッキー・メイビアのPSA10 点満点についた9,840ドル(約108万円)だった。ロッキー・メイビアとは現在、俳優としても活躍しているドウェイン・ジョンソンのデビュー時のリングネーム。つまり、ジョンソンのルーキーカードということになる。
※落札額はバイヤーズプレミアム込み。
トレカジャーナル編集部