MLBクリーブランド・インディアンスは7月22日、今季終了後に球団名を「クリーブランド・カーディアンズ」へ変更することを発表した。
インディアンスは米先住民グループ、団体などからの長年の抗議を受け、昨年7月に球団名の変更を検討していることを明らかにしていた。米国ではここ数年、プロスポーツチームや大学のスポーツチームが、その名称やロゴマークが差別的だと批判され変更を余儀なくされる事例が多発。NFLではワシントン・レッドスキンズがワシントン・フットボールチームとチーム名を変更した。
クリーブランドでは、新球団名の決定にあたり、4,000人以上のファンが議論に参加するために会員登録し、4万人以上のファンに対するアンケートが行われたほか、ファンやスタッフ、地元コミュニティーのメンバーに対して合計140時間に及ぶ聞き取り調査が行われた。その結果を踏まえ、クリーブランドの街とのつながりがあり、チームの豊かな野球の歴史を守り、地域社会を団結させるものとして1,000を超える候補から最終的に「ガーディアンズ」が選ばれた。
その由来は、ホープ・メモリアル・ブリッジの両端に設置されたガーディアンズ・オブ・トラフィック(交通の守護者)の彫刻。インディアンスは球団名変更に関する公式HPの特設ページで「守ること、見守ること、防御すること。私たちは自分が信じるもののためにともに戦う。打ちのめされても、お互いに立ち上がり、戦い続ける。我々には回復力があり、一生懸命に働き、この街とお互いに対して忠誠心を持っている。それがクリーブランド・ガーディアンズである」と説明した。チームカラーはこれまでと同じで、新しいロゴは彫刻の一部を取り入れたデザインとなっている。
今季は「インディアンス」をして戦い、来季は「ガーディアンズ」として戦うことになるが、今季終了後から「ガーディアンズ」として活動する。正式な日付は発表されていないが、来年版のトレーディングカードから球団名は「ガーディアンズ」になるが、夏までに発売されるブランドは、写真は「インディアンス」時代の、胸のマークが「クリーブランド」のビジターユニホームとなるだろう。
トレカジャーナル編集部