ボクシング世界6階級制覇王者で現WBA世界ウエルター級休養王者のマニー・パッキャオが8月21日、米ラスベガスでWBC、IBF世界同級王者エロール・スペンス・ジュニア(米国)との統一戦に臨む。
パッキャオにとっては19年7月、キース・サーマン(米国)に判定勝ちして以来のリングとなる。42歳のパッキャオと31歳のスペンス。その年齢差だけでなく、サウスポーとの対戦は08年デビッド・ディアス戦以来13年ぶり。厳しい戦いになりそうだが、何度も奇跡を起こしてきたパッキャオの拳に注目だ。
大一番を前にして米大手オークションハウス「Goldin Auctions」で日本製のトレーディングカードが出品され「前哨戦」を戦っている。このカードは1999年の雑誌「ワールド・ボクシング」の付録カードで、パッキャオにとっては初のトレカとしてルーキーカード扱いになる。シートを切り取ったものながら、PSAグレーディング鑑定は10点満点。裏面の解説が日本語であることもレア度を上げて、入札締め切りまで5日を残し、入札は4件。6,500ドル(約71万5000円)まで値を上げている。
「ワールド・ボクシング」誌は1968年に日本スポーツ出版社が創刊したボクシング、プロレス専門誌「ゴング」のボクシング部門が独立し月刊誌として誕生。2006年に休刊となるまでボクシング専門誌として地位を確立していた。毎月、4人のボクサーを選びアンカットシートしてページの合間に挟み込まれていた。今回のパッキャオのカードのナンバーは「143」である。
これまでも「Goldin Auctions」には日本の雑誌の付録カードが出品されることがあり、前回のオークションではハルク・ホーガンのベースボールマガジン社(BBM)のプロレス雑誌の付録カードのPSA9点が2,040ドル(約22万円)で落札された。大一番を前にした「前哨戦」で奇跡の落札額が出るか?
トレカジャーナル編集部
追記(2021.8.10)
このカードは10,200ドル(約112万円)で落札された。