MLB大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)のNPB北海道日本ハムファイターズ時代のプロモーションカードに1,920ドル(約20万円)の値がついた。米大手オークションハウス「ゴールディン・オークションズ」の8月9日に締め切られた最新回で落札されたもので、このプロモーションカードは無料で配布されたカード、しかも、抽選プレゼントのはずれ賞だったことを考えると、驚きの結果であり、今季の大谷の人気ぶりを証明することになった。
投打の二刀流を1枚にデザインし、赤文字のプリントサインが印刷されている。このカードは、ドラフト1位指名でファイターズに入団した2013年に本拠地・札幌ドームで配布された。6月に開催されたBBM「2013 北海道日本ハムファイターズ」の発売記念のイベント。ミント札幌店によると、この商品やBBMのトレカのパックやボックスなどの購入者に、抽選券が配布され、賞品がプレゼントされた。残念ながら賞品を外した購入者に「はずれ賞」としてプロモーションカード1枚を配布。今回の大谷のプロモーションカードは「PR12」で、「PR1」から「PR12」の11種(「PR11」は書店限定?のため、当日は配布されなかった模様)の中から1枚が渡された、という。
試合前から試合終了まで2日間で「PR12」は1000枚も配布されなかった。ミント札幌店でも取り扱いがあり、配布当初は1000円でも動かなかったが2018年に大谷がエンゼルスへ移籍した際には1万円を越え、海外からも問い合わせがあった。現在はミントモールにて2万円で販売されている。今回、「ゴールディン・オークションズ」で落札されたものはPSAグレーディング鑑定で10点満点の評価を受けていた。
ボックスを購入しても、いくらパックを開封しても引き当てられないカードがある。その時、その場所でしか入手できないプロモーションカードがある。だから、それを手にした時の喜びは何倍、何十倍、何百倍にもなる。
トレカジャーナル編集部