菅義偉総理大臣は9月3日、自民党の総裁選挙に出馬しないことを発表した。与党の自民党の次期総裁は次期首相ということで、菅首相の出馬=続投が有力視されていたが、任期満了となる9月いっぱいで退陣が決まった。突然の不出馬表明で新総裁=新首相の座を巡って自民党内ばかりか、日本中が騒がしくなっている。
その政界の動きとは一見、無関係と思えるトレーディングカード界だが、発売されたばかりのTOPPS社の人気ブランド「2021 Allen & Ginter」が絶妙のタイミングで話題になっている。カードの大小も含め、様々なパラレル、様々なインサートが人気の「Allen & Ginter」。今年は「World Leaders」(世界のリーダー)というミニカードのインサートが復活した。このインサートが収録されるのは2012年以来3度目の事となる。
25枚のセットにはドイツのメルケル首相やアメリカのバイデン大統領ら世界各国の首相らが名を連ねる中、日本のリーダーとして菅首相のトレカも封入された。菅首相は初のカード化で、まさにルーキーカードとなった。残念ながら直筆サインカードはない。
「新型コロナ対策に専念するため、(準備などに時間を取られる)総裁選に出馬しない」と不出馬の理由を説明した菅首相。2020年8月に安部晋三・前首相がやはり、突然の辞任を表明し官房長官から総裁選に出馬し、第99代目の総理大臣となった。
新型コロナ禍や東京五輪・パラリンピック開催など歴史に残る1年間の任期で、その業績については賛否両論あることも事実。だが、少なくても菅首相のルーキーカードだけはコレクターのみならず、多くの人々から評価されることを望みたい。
トレカジャーナル編集部