米大手オークションハウス「Goldin Auctions」の最新オークションが9月3日までに終了し、エポック社のトレカとして初出品された大谷翔平投手(NPB北海道日本ハムファイターズ)の直筆サインカードが2,952ドル(約32万円)で落札された。
ここ最近の「Goldin Auctions」では日本製のトレカが注目されてきた。今回のオークションでは、TOMY「1993 I.D.カード」のイチロー外野手(オリックス)が1,599ドル(約17万6000円)で落札された。そして、その落札額を超えたのが、EPOCH「2019 The One & Only」の大谷の直筆サインカードだった。
「2019 The One & Only」は2019年2月に発売された大谷のファイターズ在籍5年間の足跡を振り返る完全限定版の個人セット。定価13万2千円の超高級版で、1ボックスから大谷選手本人着用済ユニフォームカードと直書きサインカードがそれぞれ1枚出現した。各直書きサインカードの限定枚数は全て5枚以下で、今回、落札されたものは1 of 1。BGS(ベケットグレーディング)鑑定で9.5点(サインは10点満点)と評価されていた。
今をときめく「二刀流」大谷の1 of 1のサインカードが32万円という結果だけ見ると物足りないかもしれないが、2年半で、13万円で購入したセットから出現したカードが32万円にアップしたことを単純に考えれば、投資としては効率がいい、と言えるだろう。今後、日本製カードの注目度がさらに上がれば、その価値も市場価格も上がっていくのは間違いない。
ロサンゼルス・エンゼルスでMLB4年目のシーズンを迎えた大谷は10月4日、シアトル・マリナーズとの今季最終戦で46号先頭打者アーチ。本塁打王には2本、届かなかったがシーズン100打点に到達し、MVP選出が濃厚になった。
今回の大谷のサインカードは、大谷の2021年の活躍とともに、「Goldin Auctions」に初出品されたエポック社のシングルカードとして語り継がれていくはずだ。
※「Goldin Auctions」での落札額はすべてバイヤーズプレミアム込み。
トレカジャーナル編集部