米大手オークションハウス「Goldin Auctions」で女性アスリートのトレーディングカード最高落札額が更新された。10月24日までに終了した最新回で、テニスのセリーナ・ウィリアムズのルーキーオートが43,200ドル(約490万円)で落札された。
これまでの女子アスリート最高はサッカーのミア・ハムの「スポーツ・イラストレイテッド・キッズ」に封入された付録カードについた34,440ドル(約379万円=当時)だった。PSAグレーディング鑑定はそれまで1枚しか、ついていなかった10点満点だった。
今回、落札されたのは、セリーナのテニスウエア2種(表記はパッチ)が挟み込まれ、さらに直筆サインが書かれたルーキーカード。NET PRO「2003 Net Pro International Court」の100枚限定カードでシリアルナンバーはファーストナンバーの001/100だった。PSAのグレーディング鑑定は5と高くはなかったが、そのレアな条件が重なり、史上最高額を生んだ。
セリーナはテニスの4大大会で、シングルスで23回(全豪7回、全仏3回、全英7回、全米6回)の優勝を誇る「女王」。姉のビーナス・ウィリアムズと組んだダブルスでも4大大会で14回、優勝を飾った。五輪でもシングルスで1回、ダブルスで3回、金メダルを獲得した。
テニスのトレーディングカードは米国でも人気のカテゴリーで、テニストレカの歴代最高落札額は、ロジャー・フェデラーの今回と同じブランドの同じアパレル&サインカード(25枚限定のファーストナンバー)についた181,200ドル(約1993万円)。今回の43,200ドルは、セリーナのNET PRO「2003 Elite」の100枚限定 「Glossy」についた26,400ドル(約290万円)を抜いて、テニストレカの歴代2位の記録となった。
※「Goldin Auctions」での落札額はすべてバイヤーズプレミアム込み。
トレカジャーナル編集部