NBAの2021‐2022シーズンが10月19日、開幕した。これでNBAのトレーディングカードも再び、盛り上がりそうだが、米大手オークションハウス「Goldin Auctions」にミントの出品代行サービスで日本から出品されたカードも好調だ。10月3日に入札が締め切られたオークションでも、多くのレアカードに高落札額が続いた。
UPPER DECK「2008-09 UD Black」のレブロン・ジェームスとコービー・ブライアントの15枚限定「Dual Patch Autographs」は61,200ドル(約690万円)で落札された。BGSグレーディング鑑定が9点と高く、ふたりのレジェンドの競演だけに納得の落札額となった。
日本に「眠っていた」レアで人気のインサート、パラレル、シリアルナンバー入りカードも発掘された。
FLEER「1999-00 Fleer Mystique」のコービー・ブライアントの100枚限定「Raise The Roof」は20,400ドル(約230万円)の落札額がついた。現在はないFLEER社がかつて制作したブランドの中でも長くは続かなかった「Mystique」。PSAグレーディング鑑定は7でも、その存在自体が高評価を得た。
SKYBOX「1998-99 Skybox Thunder」も同じく幻のブランドのひとつ。 そのインサート「Noyz Boyz」のマイケル・ジョーダンなら18,450ドル(約208万円)は当然か。PSAグレーディング鑑定は9だった。
同じくSKYBOX社から名作パラレルも登場した。「1997-98 Skybox E-X2001」の19枚限定「Essential Credentials Now」のカール・マローンは12,000ドル(約135万円)で落札された。何枚かの薄いプラスチック製のカードを重ねて加工されたこのカードは保存状態がよいものは少なく、それでも今回はPSAグレーディング鑑定7と評価された。ルーキーや若いスター選手のトレーディングカードが目を見張るような市場価格で取引されるのは楽しいが、レジェンドたちのカードが改めて高い評価を得るのもトレカ収集の醍醐味であり、喜びでもある。
※「Goldin Auctions」での落札額はすべてバイヤーズプレミアム込み。
トレカジャーナル編集部