東京五輪が8月8日に閉幕した。もう2か月が経過したが、ちょっと前のことのように思えるから不思議だ。それは選手の奮闘と感動のインパクトが強かったためだろう。BBM「Masterpiece」の発売も来月に迫った。まだ、発表されていないチェックリストの詳細が待ち遠しい。
【入江聖奈(ボクシング)】
東京五輪のボクシング女子フェザー級で金メダルを獲得した。ネスティ―・ペテシオとの決勝は5-0の判定で完勝。ボクシングでは女子選手として初、男子を含めても12年のロンドン大会ミドル級の村田諒太以来9年ぶり3人目の金メダルとなった。趣味は「カエルのYoutube鑑賞」という最強女子ボクサーは日体大を卒業する来年の引退も示唆。「カエル関連の仕事に就きたい」という。
【並木月海(ボクシング)】
東京五輪のボクシング女子フライ級で銅メダルに輝いた。さわやかな笑顔と対照的に高校時代は「千葉の倒し屋」と呼ばれ27勝15KOで無敗。五輪で金メダルを狙い自衛隊に進んで「リトル・タイガー」と呼ばれるスタイルを作った。ボクシングに転向した那須川天心と幼馴染という22歳がパリ五輪でのリベンジに燃えている。
【四十住さくら(スケートボード)】
東京五輪から採用されたスケートボードの女子パークで初代金メダリストに19歳。夏季五輪日本人最年少の12歳11か月で出場した開心那は銀メダルを獲得したが、すでに北海道日本ハムファイターズのプリジェクトでルーキーカードが制作されているので、ここは大技連発の四十住を「ゴン攻め」でカードにお願いします。
【川井梨紗子&友香子(レスリング)】
東京五輪のレスリング女子で、姉の梨紗子は57キロ級で、妹の友香子は62キロ級で、史上初の同一大会姉妹金メダルを獲得した。梨紗子はリオデジャネイロ五輪の63級での金メダルに続く連覇を果たした。それぞれのシングルカードもいいけれど、姉妹のコンボも実現してほしいところ。もちろん、直筆サイン入りですよね。
【清水希容(空手)】
東京五輪で初採用された新種目の空手の女子形で銀メダルを撃ち抜いた。世界女王のサンドラ・サンチェスとの決勝では最高難度の「チャタンヤラクーシャンクー」を完璧に演じたが、僅か0.18点差で金メダルに届かず。凛々しい表情と迫力満点の形はトレカの写真にふさわしいかも。
【喜友名諒(空手)】
東京五輪の空手の男子形は喜友名諒が金メダルに。圧倒的な演舞で、沖縄県出身の選手としては初の金メダリストになった。これで、東京五輪開幕前に残された都道府県別の出身選手の金メダル獲得の空白県は、鳥取県を入江聖奈(ボクシング)が、沖縄県を喜友名が埋めた。この後、野球の平良海馬(埼玉西武ライオンズ)も沖縄県出身者として金メダルに輝いている。
【須崎優衣(レスリング)】
東京五輪のレスリング女子50キロ級で頂点に立った。ジュニア時代から海外選手相手に無敗のまま、今回の五輪でも初戦から全4試合をテクニカルフォールで76連勝。決勝もわずか96秒で金メダルを決めた。開会式では日本選手団の旗手を務め、吉田沙保里以来の旗手金メダリストになった。
【梶原悠未(自転車トラック)】
東京五輪の自転車トラックの女子オムニアムで銀メダルを獲得した。自転車競技で、日本女子選手が表彰台に立つのは初の快挙となった。身長155センチで金メダル、銀メダルの選手とは20センチ以上の差がありながら、鍛え上げた下半身の筋力と戦術で栄冠を手にした。レース後、自転車を軽々と頭上に持ち上げた「超速自転車ガール」の可愛さとすごさを見逃した方はトレカでご確認ください。
トレカジャーナル編集部