米国競馬の祭典と呼ばれる「ブリーダーズカップ」で11月6日、ラヴズオンリーユーと川田将雅騎手が歴史的な勝利をあげた。同レースでの日本人騎手と日本調教馬の勝利は史上初だった。
12頭が出走した牝馬限定の芝2200メートル「BCフィリー&メアターフ」で1番人気に支持されたラヴズオンリーユー。好スタートでゲートを飛び出すと、中団前方の好位につけて競馬を進め、第4コーナーから直線で馬群が割れる瞬間をじっと待ち、一瞬の隙を見逃さずに抜け出した。ラヴズオンリーユーは19年のオークス、今年の香港クイーンエリザベス2世杯に続くG13勝目。ゴール後、クールと呼ばれる36歳は両手を突き上げた。
今年のラヴズオンリーユーは日本、ドバイ、香港に続く4カ国目の出走で、通算成績は15戦7勝(海外は3戦2勝)。世界にその名前を刻んだラヴズオンリーユーと川田だが、川田のトーディングカードも競馬カード史上に名前を残している。
直筆サインカードはEPOCH「ホースレーシングカード」の初年度版となる「2015 Vol.1」「2015 Vol.2」に封入された。特に「Vol.1」の横型の写真入りの50枚限定は人気が高く、15,000円前後で「ヤフオク!」で落札されてきた。しかも、オークション検索サイト「オークファン」によると、2015年に2枚、19年、20年に1枚ずつと、この5年で4枚しか市場に現れていないレアカードである。川田の直筆サインは「ホースレーシングカード」ではこの年を最初で最後として、以後は収録されていない。
今年の3月にダノンスマッシュで高松宮記念を制し、史上9人目のJRA重賞通算100勝を達成した。そしてこの度のブリーダーズカップ制覇という快挙である。今後、新作競馬トレカが制作された際、川田の直筆サインの収録も期待出来る。
トレカジャーナル編集部