東北楽天ゴールデンイーグルスの石井一久GM兼監督が11月12日、三木谷浩史オーナーに今季の報告を行った。就任1年目でレギュラーシーズン3位に入り2年ぶりのクライマックスシリーズ進出。来季の続投がこの日、正式に発表された。
この日の夜にはオリックスバファローズが25年ぶり、東京ヤクルトスワローズは6年ぶりとなる日本シリーズ進出を決定。オリックスの中嶋聡監督、ヤクルトの高津臣吾監督はクライマックスシリーズでも鮮やかな采配を見せ、来季の留任は既定路線となっている。
敗れた読売ジャイアンツの原辰徳監督はすでに来季も指揮を執ることが発表され、千葉ロッテマリーンズの井口資仁監督もレギュラーシーズン2年連続2位が評価され就任5年目の勝負に挑むことが確実と10月から球団関係者の証言として報道されている。
これで来季のNPB12球団の指揮官が決まったことになる。新監督は3人。中日ドラゴンズの立浪和義監督、福岡ソフトバンクホークスの藤本博史監督、そして、北海道日本ハムファイターズの新庄剛志監督だ。
立浪監督は現役時代、俊足巧打で2000安打も達成。主に遊撃手として活躍し「ミスタードラゴンズ」と呼ばれた。長い間、監督候補に名前が挙がってきたが、2009年の現役引退から12年ぶりの現場復帰になる。
藤本監督は現役時代、南海ホークスから福岡ダイエーホークスで強打の内野手として豪快な打撃を見せた。2011年に二軍、一軍の打撃コーチを務め、19年から三軍監督、今年は二軍監督となり若鷹を鍛え上げた。
新庄監督の経歴については、かつて「新監督候補に浮上! MLB時代のベストカードは?」で書かせていただいのでぜひ、読んでいただきたい。
11月4日にはNPB史上初ともいえそうな、新監督の就任発表とは思えないド派手な衣装で入団会見を行い、早くも話題を独占してしまった。あんな襟のシャツで会見した監督はまず、いない。それでも、沖縄での秋季練習の視察では周囲をうならせる指導。クライマックスシリーズ開幕前には視察を終える球界へのリスペクトと配慮を見せるなど、やはり、「只者ではない」SHINJOぶりを見せた。
オンデマンドカードのEPOCH「Epoch One」では早速、立浪監督督と藤本監督の就任会見の様子をカード化した。貴重な1枚になるはずだ。来年はBBMもトレカを制作する。
しかし、残念なのが、新庄監督の「Epoch One」が発行されなかったことだ。いろいろと「大人の事情」があるのだろう。もちろん、背番号1のユニホーム姿のカードがいい、というファン、コレクターも多いこともわかる。トレカの世界でも話題になる新庄監督の誕生!来年のビッグボスカードが待ち遠しい。できれば、「ビッグボスセット」もお願いします!
Cove(ライター)
海外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカは日本人メジャーリーガーを中心に集めている。