米国大手オークションハウス「Goldin Auctions」の最新回で、ベーブ・ルースのサインカードが28,800ドル(約328万円)で落札された。今年10月に29,520ドル(約336万円)にはわずかに及ばなかったが、同オークションでのルースのサインカードでは2番目の高い落札額となった。
元祖「二刀流」ともいえるルースは今季、大谷翔平投手(MLBロサンゼルス・エンゼルス)の活躍で、その存在が再び、脚光を浴びた。打者として40本塁打、投手として10勝の大記録こそ来季に持ち越されたが、大谷が次々とルースの記録を破る度に、その名前が挙がった。
すでに1942年に亡くなっているルースの新しいトレーディングカードが発行されることはない。近代のルースのサインカードでは「カットシグネチャー」と呼ばれる、過去に小切手や書類などにサインしたものを切り抜いてカードに挟み込んだものになる。
今回のDONRUSS「2004 Timeless Treasures」の「HOF Materials」もカットシグネチャーで、ジャージーも挟み込まれた1 of 1カードだった。PSAの真贋鑑定はサインの状態に対するもので9点の高さだった。
これまでに「Goldin Auction」では、ルースの「カットシグネチャー」が度々、落札されてきた。今回のカードは歴代2位にランク。過去のベスト5は次の通り、になる。
【1位】
PLAYOFF「2004 Prime Cuts」 Timeline Dual League Leaders Material Signature #10 Babe Ruth/Lou Gehrig Dual Signed Dual Jersey Card (#1/1) – BGS Authentic
=29,520ドル(約336万円)
【2位】
DONRUSS「2004 Timeless Treasures」
“HOF Materials” #HOF2 Babe Ruth Cut Signature and Game Used Jersey Card (#1/1) – PSA Authentic, PSA/DNA 9
=28,800ドル(約328万円)
【3位】
TOPPS「2018 Diamond Icons」 “Immortal Cut Signatures” #ICSBR Babe Ruth Cut Signature Card (#1/1) – BGS GEM MINT 9.5/ BGS 8
=19,200ドル(約219万円)
【4位】
TOPPS「2020 Transcendent」 “Hall of Fame Edition” Signed Quad Cut Card (#1/1) – Featuring Ruth, Wagner, Cobb and Johnson
=16,800ドル(約191万円)
【5位】
TOPPS「2019 Transcendent」” #CSBK-BR Babe Ruth Bat Knob and Cut Signature Card (#1/1)
=14,400ドル(約164万円)
たとえ、数々の記録は大谷に更新されようとも、「野球の神様」と呼ばれたルースの偉大さには変わりはない。
※「Goldin Auctions」での落札額はすべてバイヤーズプレミアム込み。
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トレカジャーナル編集部