NFLは12 月26日に第16週の12試合を行い、昨季のスーパーボウルで対戦したタンパベイ・バッカニアーズとカンザスシティー・チーフスがレギュラーシーズンを2試合残した段階でともに白星を挙げて地区優勝を決めた。バッカニアーズにはNFLトレーディングカード最高額を保持するトム・ブレイディと、それを追うパトリック・マホームズというふたりの名クオーターバック(QB)が所属。昨年は故障の影響で実力を発揮できなかったマホームズの、スーパーボウルでのリベンジだけでなく、トレカ対決での巻き返しも注目される。
NFC南地区ではバッカニアーズは敵地シャーロットでのグリーンベイ・パッカーズ戦に32―6で勝利し、今季の成績を11勝4敗とした。攻撃陣の主力3選手が欠場する苦しい布陣だったが、ワイドレシーバー(WR)のアントニオ・ブラウンが10回のレシーブで101ヤードを獲得。ランニングバック(RB)のドナルド・ジョーンズも20回のキャリーで65ヤードと1TDをマークして、ブレイディに応えた。昨季のプレーオフへはワイルドカードでの進出で、地区優勝は2007年以来、14シーズン振りとなった。
AFC西地区ではチーフスが地元カンザスシティーでピッツバーグ・スティーラーズと対戦。マホームズがパスで3TDを決めるなど、36―10と快勝し、シーズン序盤の3勝4敗から、8連勝を飾って6季連続の地区優勝を決めた。
NFLファン、NFLトレーディングカードのコレクターが期待するのは、ブレイディとマホームズのスーパーボウルでの「新旧QB」の再戦。昨季はつま先の故障の影響で、ベテランのブレイディ率いるバッカニアーズ相手に9-31といいところなく、苦杯をなめたマホームズ。トレカでもスーパーボウルを前後して、激しい最高落札額争いがあった。
米国大手オークションハウス「Goldin Auctions」で今年2月3日に、マホームズのルーキーカード、PANINI「2017 NATIONAL TREASURES」の5枚限定直筆サイン入りパッチカード(BCG9)が861,000ドル(約9,000万円)で落札され、それまでの最高値とされていたブレイディの555,988ドル(約5800万円)を大きく更新した。
しかし、その後米大手オークション「リーランズ」で今年4月と5月に、ブレイディのルーキーカードが次々と桁違いの落札額で最高額を更新。6月には3,107,372ドル(約3億4000万円)で落札された。このペイトリオッツ時代のRCはPLAY OFF「2000 Contenders」の「Rookie Ticket」のサインカード(BCG9)で、今年4月に同オークションで同じカード(BCG8.5)が2,252,855ドル(約2億4780万円)を記録していた。
「Goldin Auctions」の最新回では、マホームズのPANINI「2017 Select」の「Black Prizm」ダイカットサインの1 of 1(PSA10)が66,000ドル(約775万円)で落札されるなどトレカ人気も健在であることを証明した。
※「Goldin Auctions」での落札額はすべてバイヤーズプレミアム込み。
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トレカジャーナル編集部