ゴルフのスーパースター、タイガー・ウッズが昨年12月30日、46歳の誕生日を迎えた。タイガーは12月18、19日に米国フロリダ州で行われたエキシビション大会「PNC選手権」に12歳の息子・チャーリー君とともにおそろいの赤いシャツに黒ズボンで出場。世界に衝撃を与えた交通事故以来、初の競技で2位に入った。
「プレーできるかどうか、2週間前でも分からなかった。しかし、最高の時間を過ごせた。再び、プレーできる機会に恵まれ感謝の思いしかない」とタイガーは言った。昨年2月に米国・ロサンゼルス郊外で、単独の自動車事故を起こし、ハーバーUCLAメディカルセンターに搬送、緊急手術を受けた。複雑骨折をした頸骨と腓骨(下腿後ろの細長い骨)はロッドを挿入し、また足首、その他の損傷はスクリューとピンで固定された。右足は切断の可能性もあった大けがだった。
まだ、歩行に難が残るため、カートに乗って移動したタイガー。今後、ツアーに復帰するには時間はかかりそうだが、すべての人に勇気と感動を与える2日間のプレーとなった。
その影響もあり、米国大手オークションハウス「Goldin Auctions」では、タイガーの定番トレーディングカードともいえるUPPER DECK「2001 SP Authentic Golf」のサインカードには33,600ドル(約383万円)の落札額がついた。このカードはルーキーカードで、900枚限定のBGSグレーディング鑑定では9.5の評価がついていた。
このカードと同じものの100枚限定パラレルが現在、ゴルフトレカの最高額と言われている。昨年4月に「Goldin Auctions」で記録された落札額は369,000ドル(約4,022万円)。PSAグレーディング鑑定は10点満点だった。
「僕はまだ、ツアーに復帰できるレベルじゃない。ほかのプロと戦うことはできない。そのためにはこれから、たくさんやらなければならないことがある」と話す。その日をファンも、トレカのコレクターも待っている。
トレカジャーナル編集部