NPB千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手が2月19日の北海道日本ハムファイターズとの練習試合(沖縄・名護)でプロ入り後最速、高校時代にマークした自身最速タイとなる163キロを計時した。今季中のNPB最速記録の166キロ更新も見えてきた。
プロ3年目の佐々木はこの試合が今季初実戦。先頭の清水への初球でいきなり、自身最速となる161キロをマーク。昨年11月6日の東北楽天ゴールデンイーグルスとのCS第1戦での159キロを更新した。さらに、3番・細川への5球目は自己最速に並ぶ163キロ。大船渡高3年時に高校日本代表候補合宿で記録した自己最速に並んだ。佐々木はこの日、投じた26球のうち16球が160キロを超えた。
先発で2回を2安打無失点に抑えた内容で、令和の怪物は確かな進化ぶりを証明し、一躍、開幕投手候補に挙がった。
もちろん、野球は球速を争うスポーツではないが、こうなると、期待されるのが、NPB最速記録の更新になる。NPB公式戦での球速ベスト5は
【1位】166キロ
ビエイラ(読売ジャイアンツ)=2021年8月13日・中日戦(東京ドーム)
【2位】165キロ
大谷翔平(北海道日本ハムファイターズ)=2016年10月16日・福岡ソフトバンクホークス戦(札幌ドーム)
コルニエル(広島東洋カープ)=2021年6月20日・横浜DeNA戦(東京ドーム)
【4位】163キロ
スアレス(阪神タイガース)=2021年6月8日・北海道日本ハム戦(札幌ドーム)
エスコバー(横浜DeNAベイスターズ)=2021年6月13日・北海道日本ハムファイターズ(札幌ドーム)
これに続く162キロはクルーン、カミネロ(ともに読売ジャイアンツ)、ギャレット(埼玉西武ライオンズ)、藤浪晋太郎(阪神タイガース)が記録している。
これまで、球速を題材したトレーディングカードにはBBM「2020 Icons -Fireballer」があった。春季キャンプのブルペン写真とは言え、ルーキー佐々木の初の投球フォームのトレカということもあり、人気を集めた。エポック社のオンデマンドカード「Epoch one」でも球速にスポットライトを当てたトレカが作られている。佐々木の159キロのほか、ビエイラの166キロもカードになった。
佐々木が167キロをマークした時、どんなトレカが作られるのだろう。
トレカジャーナル編集部