「サッカーの神様」こと、ペレ(ブラジル)のルーキーカードが1,330,000ドル(約1億4950万円)で売買された。米メディアが報じた。
このカードはALIFABOLAGET「1958 Alifabolaget」(PSA9)で、この記録が認められれば、昨年10月に米大手オークションハウス「Goldin Auctions」で同じPSA9が記録した900,000ドル(約1億350万円)のサッカートーレーディングカードの最高額を更新したことになる。
ALIFABOLAGET社はスウェーデンのトレーディングカードメーカーで、「1958 Alifabolaget」は36枚のセット。ペレのルーキーカードはスウェーデンのストックホルムで開催されたワールドカップにブラジル代表として出場した17歳のペレの写真を使用している。ペレは準決勝でハットトリックを決め、決勝ではスウェーデンを相手に2ゴールを決め優勝を果たした。
「1958 Alifabolaget」は2020年10月に「Goldin Auctions」でPSA9が288,000ドル(約3300万円)で落札され、話題になった。PSAは約50枚しか、グレーディング鑑定をしていない。
今回は当初、1100,000ドル(1億2650万円)の売買を持ち掛けた購入希望者に対して、ほかの購入希望者たちがオファーを出し、最終的に1,330,000ドル(約1億4950万円)で売買が成立した、という。約1年目に売り出された315,000ドル(約3622万円)から3倍を超える価格で販売された。
オークションでは、このルーキーカードは人気を集めてきた。2020年12月には「Heritage Auctions」にて132,000ドル(1518万円)で取引。昨年4月には「Goldin」でSGC7.5が145,200ドル(約1670万円)で落札された。
昨年10月には「Goldin」でこのカードのPSA9が900,000ドル(約1億350万円)で落札。アーリング・ハーランド(ボルシア・ドルトムント)のTOPPS「2019-20 TOPPS CHROME Bundesliga」の「Superfractor」1 of 1(BSG9.5)が「Goldin」で記録したサッカートレカの最高額と言われる442,800ドル(約4870万円)を更新。やはり「Goldin」で記録されたディエゴ・マラドーナ(アルゼンチン)のルーキーステッカーのPANINI「1979 CALCIATORI」(PSA10)についた555,960ドル(約6115万円)も超えていた。
※オークションの落札額はバイヤーズプレミアム込み
トレカジャーナル編集部