昨年12月に発売された、公益財団法人 日本野球連盟(JABA)による社会人野球選手のトレーディングカードが話題となっている。肖像権の関係で、日本ではなかなか、アマチュア野球の選手がカードになることは珍しい。日本代表候補の選手のカードだけに、将来的には世界を舞台に活躍したり、NPBでスター選手になる可能性もある。
このカードは「PLAYER CARD」で、日本野球連盟のHPのオンラインショップ限定で、5枚が1セットとして、550円(税込み)で購入できる。日本代表候補から選出された90人で構成されており、収録選手の内、4選手が先のドラフトで指名を受けた。
広島東洋カープ
5位、松本竜也・投手(Honda鈴鹿)
6位、末包昇大・外野手(大阪ガス)
オリックス・バファローズ
7位、小木田敦也・投手(TDK)
千葉ロッテマリーンズ
3位、廣畑敦也・投手(三菱自動車倉敷オーシャンズ)
そして2022年のドラフト上位指名候補と言われ、社会人表彰でベストナイン、最多勝利投手賞、最優秀防御率賞と投手部門でのタイトルを総なめにした、大阪ガスの河野佳が収録されている点も見逃せない。
裏面のデータもユニークで、投手の場合、最高速度、平均速度、平均回転速度、ボールの縦変化(ホップ成分)、同横変化(シュート成分)のデータが記載されている。
米国のトレーディングカードではMLBドラフト前に、アマチュア選手がカードになることは多く、人気も高い。野球だけでなく、バスケット、アメリカンフットボールも同様である。
日本ではBBMがかつて、大学野球の東京六大学や東都大学リーグのセットを何年かにわたり、製作され、アマチュア野球のファンを喜ばせたこともある。
社会人野球も、都市対抗や日本選手権などの大きな大会だけでなく、ひとつの野球文化を築いてきた。会社をあげてのスタンドの応援も有名で、小説やドラマになって注目されたこともある。
JABAオフィシャルオンラインショップ
⇒ https://jaba-onlineshop.com/products/detail/14
「PROSPECT PLAYERS LIST(代表候補者リスト)」
⇒ https://www.baseballjapan.org/jpn/alljapan/data.html
トレカジャーナル編集部