米大手オークションハウス「Goldin Auctions」の最新回にレアな日本製トレーディングカードが出品された。1974年製「山勝」の新日本プロレスカードで、人気レスラーだったアンドレ・ザ・ジャイアントのものだ。

1974 Yamakatsu New Japan Pro Wrestling #25 Andre The Giant Rookie Card – PSA VG-EX 4
山勝は玩具メーカーで、「仮面ライダー」「ゴジラ」などの特撮もののカードを制作していたほか、1976年から81年まではプロ野球カードも製造・販売していたことで知られる。主に駄菓子屋店などで販売されていたようで、1パックに1~2枚のカードが封入されているスタイルだった、という。カードのサイズもミニカードと呼ばれる小型のカードからブロマイドのような大判カードまで様々で、当たりが出ると、大型カードがもらえる特典もあった。
アンドレ・ザ・ジャイアントは身長223センチ、体重240キロの巨漢レスラーで、NWA、AWA、WWWFと人気団体で活躍。国際プロレスで日本初来日。その後、新日本プロレスでアントニオ猪木と抗争を続け、全日本プロレスへ移ると、ジャイアント馬場とタッグを組むなど、日本でも伝説のレスラーとして今でも語られている。
米国ではヒール(悪役)として人気レスラーだったアンドレのレアな日本製トレカ。PSAグレーディング鑑定は「4」ながら、入札締め切りまで約1週間を残し、すでに4件の入札があり、356ドル(約4万1000円)まで上がっている。「大巨人」「人間山脈」と呼ばれたその身長のように、「山勝」の名前も米国トレカ界にそびえたつ存在になるかもしれない。
※「Goldins Auction」での入札額、落札額はバイヤーズプレミアム込み。
トレカジャーナル編集部