楽天グループ株式会社とNBAは3月15日、来季のプレシーズンマッチを9月30日と10月2日に開催すると発表した。対戦カードはゴールデンステイト・ウォリアーズ対ワシントン・ウィザーズ戦で、MVP2回のステフィン・カリーと八村塁がさいたまスーパーアリーナで激突する。
NBAは日本で1990年から2003年に、東京体育館、横浜アリーナ、東京ドーム、さいたまスーパーアリーナでレギュラーシーズンゲームとして合計12試合を開催。1990年11月のフェニックス・サンズとユタ・ジャズの試合は、初めて日本で行われたNBAの試合だっただけでなく、米国のメジャースポーツにとって、北米以外でレギュラーシーズンの試合が初めて開催される快挙となった。2019年には、楽天とNBAによるパートナーシップに基づき、2018-19シーズンの NBA チャンピオンであるトロント・ラプターズと、ヒューストン・ロケッツが来日し、プレシーズンマッチを2試合開催した。
今回の両チームは、とも初来日となる。「人気2チームが日本でプレーすることは、歴史的な機会」と楽天の三木谷浩史代表は話した。八村もこの日の会見にビデオで登場し「日本でプレーすることを楽しみにしている」とメッセージを送った。八村が来季もウィザーズでプレーすれば、国内開催のNBA試合で日本人がプレーするのは初めて、となる。
八村は昨年の東京五輪に日本代表として3試合に出場も、新型コロナの影響で無観客での開催。強化試合も入場制限で観客は約1000人に限られていた。16年ぶりの日本開催となった、2019年のラプターズ対ロケッツのプレシーズンマッチは今回と同じ会場のさいたまスーパーアリーナで行われ、2試合で4万人を超える観衆を集めた。
期待されるのは、日本で開催される試合での写真がトレーディングカードになること。カリーのカードのバックに日本語が映り込んだらかなりレアなカードになる。
1997年のPINNACLE「New Pinnacle」は前年の日米野球で来日したメジャーのスター選手たちが試合中や移動日に観光する様子がカードになり、人気になった。試合前に、アレックス・ロドリゲス(当時シアトル・マリナーズ)に取材する福島弓子さんのカードは、その後、福島さんがイチロー選手と結婚して、話題の1枚となった。
トレカジャーナル編集部