米国大手オークションハウス「Goldin Auctions」の最新回が締め切られ、アーティストのジャスティン・ビーバーの1 of 1サインカードが9,000ドル(約103万5000円)で落札された。
このカードは2012年にPANINI社が発売したトレーディングカードセット「Panini Collection Justin Beiber」に封入されたジャージー(衣装)オートカード。裏面に1 of 1の印字があり、PSAのグレーディング鑑定でカードの状態は9点、サインは10点満点がついている。
「Panini Collection Justin Beiber」のセットはレギュラーカード50枚とスペシャルカードで構成され、違う写真を使った1 of 1ジャージーオートが昨年12月に「Goldin Auctions」で20,400ドル(約234万円)で落札されているほか、今年1月にはPANINI「2011 Americana」の299枚サインカードが960ドル(約11万円)で落札された。
カナダ出身のジャスティン・ビーバーは2009年、デビュー。当初はアイドル的な存在だったが、今や世界的なアーチストとして人気を集め、今年11月には6年ぶりの来日公演も決定している。
PANINI社ではデビュー翌年の2010年にパック商品の「Justin Bieber」を発売。MINT直営各店では今回のセットに先立って2010年に発売されたPANINI「Justin Bieber」のブラスター版、リテイル版が度々入荷しており、発売から10年以上経った今でも根強い人気を感じるアイテムといえる。デビューから4年目に制作された今回のセットでもまだ、アイドルのコレクションアイテムの要素が強い。
日本でもアイドルのトレカはあるが、ここまで高い市場価格のものはない。女性アイドルのBBMの始球式カードでもここまでのものはない。MINTモールで販売されている宮﨑あおいのサインカードでも20万円。米国メーカーの歌手をはじめとしたエンターテインメントのトレカは多い。日本に眠るレアなアイドルトレカもあるはずだ。
※「Goldin Auctions」での落札額はバイヤーズプレミアム込み。
トレカジャーナル編集部