新日本プロレスに参戦し「nWo」のメンバーとしても人気を集めた米国人プロレスラー、レイザー・ラモンことスコット・ホールさんが3月14日に亡くなった。米国で所属したWWEが15日、発表した。前週から股関節骨折で入院し、手術を受けた後、3度の心臓発作を起こしていたという。63歳だった。
ホールさんは84年にデビュー。87年には新日本プロレスのリングに上がるために初来日。第5回IWGPリーグ戦に出場し、アントニオ猪木、坂口征二、藤原義明らと対戦した。90年まで新日本に参戦し、IWGPタッグ王座にも挑戦した。92年には米国のWWF(現WWE)に参戦し、レイザー・ラモンのリングネームに変更。96年にはWCWに移籍し、ハルク・ホーガンらと「nWo」を結成し、人気レスラーとなった。
2000年以降は、蝶野正洋の「TEAM 2000」のメンバーとして活動した。02年にWWEに復帰し、ホーガンとともにnWoを再結成。04年には「ハッスル」で来日するなど日米マットに名前を刻んだ。14年には個人として、20年にはnWoとしてWWE殿堂入りを果たしていた。
「レイザー・ラモン」のリングネームに由来するのが、レイザーラモンHG、レイザーラモンRGによるお笑いコンビ「レイザーラモン」でもある。
最近、発売されたTOPPS「2021 WWE Heritage」にもレイザー・ラモンとして笑顔のホールさんのカードが封入されている。
トレカジャーナル編集部