NPB北海道日本ハムファイターズの新庄剛志監督が2月23日、今季の開幕投手にドラフト8位ルーキーの北山亘基投手を指名した。新庄監督自身のインスタグラムで発表した。
「25日の福岡ソフトバンク 開幕投手は 北山亘基投手で行きます」と書き込んだ。「強い相手を全員で 喰らい付き 立ち向かい 観に来てくれた皆さんに楽しんでもらうゲームをお見せします 乞うご期待」と続けた。
NPBの新人投手が開幕投手を務めるのは、2013年の則本昂大(東北楽天)以来9年ぶりで、史上14人目、パ・リーグでは6人目となる。
球団では高卒ルーキーだった56年の牧野伸(武生→東映)以来66年ぶりで、大卒新人投手では初。ドラフト制以降では、則本と1984年の高野光(ヤクルト)に続く3人目で、高野がドラフト1位、則本は2位で、8位の新人開幕投手抜擢はまさにサプライズとなった。
北山は京都成章高で3年夏に甲子園出場。京産大に進み、関西六大学リーグで通算14勝13敗、防御率2.00の成績を残し、4年春には4勝して最優秀投手賞に輝いた。MAX153キロを計時する本格派右腕でカットボール、チェンジアップ、スライダーと切れで勝負する。オープン戦では5試合に登板し6イニングを3安打無失点に抑え、2セーブ。新守護神候補にも名前が挙がっていたが、まさかの先発、しかも、開幕投手起用となった。
トレカジャーナルでも「このルーキーカードを狙え!」の新人特集で、注目のひとりにリストアップしていたが、いきなりかましてくれたビッグボスから、ますます、目が離せなくなってきた。
トレカジャーナル編集部